「Two Faced」のライブ映像公開
新体制となって初のアルバム「From Zero」がついにリリースとなったLinkin Parkだが、同アルバムに収録されている「Two Faced」のライブ映像が公開された。
▼ Two Faced (Live) – Linkin Park
▼ From Zero – Spotify
本当に帰ってきた
ついにリリースされた「From Zero」から「Two Faced」のライブ映像が公開となった。この映像は9/15にサンパウロで行われたライブのものとのことだ。結論から言えば最高のライブ映像だった。超超超有名なバンドのボーカルが不幸にも他界し、しばらくの間メンバーそれぞれがショックや傷を癒やす時間もあっただろう。それでもまたこうやってLinkin Parkが帰ってきたと言うだけで、もうそれ以上に望むものは無い。
「Two Faced」は「From Zero」のリリース直前に先行リリースされた曲だ。その時の記事でも書いたと思うのだが、マイク・シノダのラップ、リズミカルなリフにスクラッチという、Linkin Parkの原点に戻るようなミクスチャーロックである。それが2024年の今、しかもLinkin Parkによって再び新曲としてリリースされるなんて予想できただろうか。
またSNS上などではチェスターの後任が女性であるエミリー・アームストロングという点に懸念を示す書き込みもそれなりに見られた。まあ言いたいことはわからないでも無い。そもそも性別的に絶対に声質は異なるのだから、Linkin ParkがLinkin Parkではなくなってしまうのでは、ということだろう。しかしその後エミリー・アームストロングがボーカルを務めてリリースされた楽曲を聴いても、同じことが言えるだろうか。これも以前の記事で書いた気がするのだが、エミリーアームストロングは確かに”女性ボーカルの声”ではあるのだが、何と言うか特にシャウト時の芯の入った声のようなものがチェスターを思い起こされると個人的には思っている。
そしてむしろ女性ボーカルを選んだのもLinkin Parkの挑戦、過去との決別、あるいは新しい挑戦だったのかもしれない。Linkin Parkがオーディションでも開けば、チェスターの歌声のそっくりさんくらいは見つかるだろう。しかし似ている人を見つけて、これまでと同じことをやってももう意味は無いと思ったのかもしれない。むしろ過去に囚われずに「From Zero」=0から新しいことをやった方が良いと思ったのかもしれない。これは全部管理人の妄想なのえ悪しからず…。
ともあれ結果としてエミリー・アームストロングはバンドに違和感なく溶け込んでいるし、ライブも聴いていて何の不安も無い。これからアルバムリリースに伴うツアーが始まると思うが、新生Linkin Parkが世界を席巻すると信じている。