最新アルバムの楽曲をアコースティックバージョンで
Rise Againstが最新アルバム「Nowhere Generation」から、表題曲である「Nowhere Generation」と「Talking to Ourselves」のアコースティックバージョンを映像付きで公開した。映像は演出的に不鮮明なものになっているが、おそらくスタジオライブ的な状況で収録したと思われる。
(「Nowhere Generation」に関しては、続けて「Nowhere Session」、「Nowhere GenerationⅡ」といったEPもリリースされているため、どれが何なのか、というのが複雑ではある…。)
▼Rise Against – Nowhere Generation (Nowhere Acoustic Sessions)
▼Rise Against – Talking to Ourselves (Nowhere Acoustic Sessions)
アコースティックバージョンの良さとは
アルバムの収録曲をアコースティックで、というのはよくあるパターンである。アルバムのボーナストラックとして収録されていることも多い。正直なところ、10代, 20代ではその良さはわからなかった。バンドサウンドが好きなのであって、アコースティックでしっとりと演奏されても…という思いがあったのだ。
しかし年齢なのか感性の変化なのかはわからないが、アコースティックバージョンが心に染みるようになってきた。特にメロコアバンドの場合はバンドバージョンとアコースティックバージョンのギャップが大きいというのもあるし、哀愁のあるメロディーや声がアコースティックに良く合うのだ。同じようにアコースティクバージョンに興味が無いという人も、一度じっくりと聴いてみて欲しい。
大人のためのメロコア
自分語りを挟んでしまったが、Rise AgainstはCDでアルバムを揃えていることはもちろん、LP版もBOXセットや単品買いで揃えるくらいに管理人が好きなバンドである。その魅力とは一言でいうと、「かつてメロコアに熱狂した世代のための大人のメロコア」という感じだろうか。
かつてハイスタ、Green Day、blink-182、MXPX、BAD RELIGION…etcに熱狂した世代もすでにいい歳だろう(管理人も含め)。しかし昔ハマった音楽というのは年齢を重ねても嫌いになるということはなく、オッサンになってもメロコアが好きなままなのだ。Rise Againstもすでに20年選手ではあるものの、そういった世代に受ける要素を持っていると思う。
メロコアではあるものの、どこか落ち着いた雰囲気があるのだ。かつ楽曲に関しても(+αくらいの差だとは思うが)テクニカルな部分があると思う。その辺がかつてのメロコア世代に受けると思うのだ。と言うか管理人はそれでハマっている。懐古主義ではないが、最新より少し古めのアルバムがまずはオススメである。