新曲「Nod」リリース&MV公開
Rise Againstが新曲「Nod」を配信リリースし、MVも公開された。新曲(シングル)リリースということになると、2022年6月にリリースの「Last Man Standing」以来となるだろうか(?)。
▼ Rise Against – Nod (Official Video)
▼ Nod – Spotify
待望の新曲
もはやいつぶりか定かではない待望の新曲「Nod」が配信リリースとなった。2021年6月リリースの最新アルバム「Nowhere Generation」やそのアコースティック版でのMV、ライブ映像公開が続き、完全新曲のリリースは長らく途絶えていたと思う。いぜんにも書いたが、CDだけでなくLPのボックスセットまで買うほどのRise Against好きの管理人としては、正直待ちくたびれた感もある。
さっそく今回リリースされた「Nod」について感じたことを書いていこう。サビ以外はかなりスローテンポな楽曲となっている。しかしそれについてはRise Againstはパンク(だけの)バンドではなく、ポストハードコア的な要素や、それこそ曲によってかなり雰囲気が違っているバンドだと思っているので、別に問題は無い。
それも何よりも、期間は空いたが完全にRise Againstの楽曲そのものだったことが嬉しい。ボーカルのティム・マキルラスの声と歌メロが、Rise AgainstをRise Againstたらしめているということが再認識できたとも言える。そのように書くとそれ以外のバンドメンバーは別に誰でも良いのか?という話だが、残念ながら個人的には完全に否定することは出来ない。
余談になるかもしれないが、MVのコメント欄では音質、特にボーカルの音質が良くないといったコメントがちょくちょく書き込まれている。まあ言われてみれば確かに少し籠もった感じで、かつ少し演奏の後ろに隠れ気味かもしれない。しかしそれが問題だとは別に思わない。こういったジャンルでは、これくらい荒削りなミックスの方が雰囲気が出て良いとさえ思う。グランジの楽曲を透き通った超高音質で聴いても同じ感動は得られないだろう。それと同じ感じである。