「Prizefighter」リリックビデオ公開
8/15にニューアルバム「Ricochet」をリリースするRise Againstだが、同アルバムに収録される「Prizefighter」のリリックビデオが公開された。「Prizefighter」は4/3にすでに配信リリースされ、MVも公開されている。リリックビデオのみが後から公開されるというのは、少々異例な感じもする。
▼ Rise Against – Prizefighter (Lyric)
▼ Prizefighter – Spotify
すごくRise Against的
8/15リリースのニューアルバム「Ricochet」から「Prizefighter」のリリックビデオが公開となった。上にも書いたのだが、楽曲の配信リリースと同時にリリックビデオを公開、その後MV公開というのはよくある流れだと思うのだが、後からリリックビデオが公開というのはよほどリリックに特別な思いがあるのかと想像してしまう。またYouTubeの概要欄にもリリックを掲載しているケースが多いのだが、今回はそういったものは無いため、残念ながら管理人は歌詞を読み解けていない…。
あと約2ヶ月でスタジオアルバムとしては2021年6月リリースの「Nowhere Generation」から約4年ぶり、通算10作目がリリースとなる。活動開始が1999年のようなので、約2〜3年に1作というコンスタントなペースで新作をリリースしている計算になる。そのため今回4年空いたというのは少々長めと言えるだろう。それだけに「Ricochet」への期待はより高まるというものである。
リリース時の記事でも書いたかもしれないが、「Prizefighter」は特にRise Againstらしい楽曲だと思っている。Rise Againstはざっくり言えばメロコアに分類されると思うのだが、初期の頃からそ曲調は「元気ハツラツ!!」という感じではない。むしろそれとは逆で、楽曲全体を通しての気怠い雰囲気が一番の特徴だと思っている。そういった意味ではグランジ・オルタナティヴ的とも言えるかもしれない。「Prizefighter」も始まっていきなり疲れている。そしてサビでは残った力を振り絞るような盛り上がり方をするのがRise Againstである。専門的に語ればもっと色々とあるのかもしれないが、素人の一ファンがRise Againstというバンドに対して感じる特徴はそれである。そういった意味で「Prizefighter」はとてもRise Against的な一曲だ。
管理人はこういったメロコア的なジャンルは世代ということもあって、ブームが過ぎ去って久しい今でも大好きである。だが今の若い人は果たしてどうだろうか。非常にざっくりした印象として、誰でも聴きやすく好きになってもおかしくないジャンルではある。しかしかつてのようなブームがまた来るかと聞かれたら、それには懐疑的である。現在では音楽のジャンルが増えすぎていると言うか、一言、あるいは一ジャンルで説明できないような楽曲が非常に増えていると思う。それだけの選択肢がある中で、一つのジャンルが爆発的なブームになるというのは難しいだろう。しかし管理人のようにいつまでも好きな人間も一定数、そしてかなりの数がいるだろう。そういった人達のためにも今までのスタイルを崩さずに活動を続けてほしいと思う。