「Nod」のライヴ・アレンジバージョンの映像公開
今年1月に新曲「Nod」を配信リリースしたRise Againstだが、その”Official Concert Version”、つまりライヴ・アレンジバージョンの映像が公開された。ちなみに「Nod」は新曲のシングルリリースとしては、おそらく2022年6月リリースの「Last Man Standing」以来になると思われる。
▼ Rise Against – Nod
▼ Nod – Spotify
求めているRise Against
「Nod」のライヴバージョンと、そのライブ映像が公開となった。「Nod」のリリースから2ヶ月が経っているため、これは新曲リリースか!?と早とちりしてしまったがために、若干の肩透かし感はあったものの、やはり「Nod」はRise Againstファンが求めているRise Against感溢れる良曲だと再認識した。
何度も書いている気がするのだが、管理人はRise AgainstのアルバムはCDとレコード(ボックスセット含む)で全て揃えているくらいには好きである。いつもはメタル系のバンドばかり取り上げているので以外に思われるかもしれないが、管理人はそもそもメロコア、スケート・パンク世代であり、それが音楽好きとしての原点である。従ってRise Againstにハマるのも必然だろう。
しかし2020年リリースのアルバム「The Black Market」辺りから、「あれ?ちょっと風向き変わってきた…?」と感じた人も少なくないのではないのだろうか。パンクという大雑把な言葉で表現するのもどうかとは思うが、いわゆるそういったジャンルから少し離れた感を感じたのだ。バンドが活動している間に音楽性が大きく変わることは別に珍しいことではない。ましてやRise Againstは1999年からかつうしている大御所と言っても良いバンドである。いい加減、違った音楽をやりたいと思っても何ら不思議ではない。ああ、こういう方向性に変わっていくのかな、と当時は思ったものだ。
しかし「Nod」は完全にかつてのRise Againstらしい楽曲に舵を切り直している。思わず「これだよ、これ!」と言いたくなるくらいにRise Againstだ。別にバンドの音楽性が変わることに対して批判的な感情は持っていないし、バンド自身が決断したのであれば全く構わないと思っている。それでもやはり自分がど真ん中で好きな方向性に戻ってきてくれたことは素直に嬉しい。
…というような色々な感情や経緯があって、新曲を期待してしまったのだが、もう少しお預けのようだ。現時点での最新アルバム「Nowhere Generation」がリリースされたのは2021年6月である。それから4年が経過する今年の6月くらいまでには、リリースまでは行かなくとも新作の情報などが出てきてくれると嬉しい。