近年様々なジャンルのアーティストとコラボしているPapa Roachだが、アメリカのミュージシャンであるクリス・ドートリーとライブでコラボした際の「SCARS」の音源が配信リリースされた。
配信限定リリースとなっているEP「Leave A Light (Talk Away The Dark)」に収録される形でリリースされている。
▼Papa Roach – SCARS feat. Chris Daughtry (Live) [OFFICIAL AUDIO]
▼Leave A Light (Talk Away The Dark) – Spotify
1+1が3にも4にもなる
YouTubeの概要欄によると、”The Revolutions Live Tour”のナッシュビルでのライブの際の音源のようだ。クリス・ドートリーというアーティストを全く知らないのだが、少なくとも素晴らしく良い声であることはわかった。何というか「西洋人中年男性ボーカリスト」の渋みがありつつも広がりのある声というか、それはジャコビー・シャディックスもそうだと思っているので、コラボしたことによる相乗効果で非常に良いライブ音源になっていると思う。
Papa Roachの良さはミクスチャーロックを基本としたヘビーな楽曲ももちろん良いのだが、ジャコビー・シャディックスのボーカルで悲哀のある美メロを歌い上げる方の楽曲もまた素晴らしい。管理人的にはまさにこの「SCARS」が好きな曲Top5に入るかもしれない。Papa Roachは若いときはかなりヤンチャな見た目だったが、今ではすっかり落ち着いたオジサンになっている。人を見た目で判断してはいけないが、昔のルックスからはどのようにしてこのような美メロを産み出しているのか、なかなか想像がつかない。
人気アーティストばかりとコラボしていると売名とか、あまりいいイメージを持たれないかもしれないが、Papa Roachの場合はセレクトが絶妙というか、決して相手の知名度などでは無く、コラボすることによってより良いものを産み出そうという気概が感じられる。まあ、アーティストは本来はそうすべきなのかもしれないが、やはり商売ですし色々事情もありますわね…。
