新曲「EVEN IF IT KILLS ME (Reimagined)」配信リリース&MV公開
2月に約3年ぶりとなる新曲「EVEN IF IT KILLS ME」を配信リリースしたPapa Roachだが、そのReimagined(≒再構築)バージョンが配信リリースされ、MVも公開された。昨今曲名でよく使われる感のある”Reimagined”という言葉だが、今回の場合はセルフ・リミックスバージョンと考えるとしっくり来るかもしれない。
▼ Papa Roach – EVEN IF IT KILLS ME (Reimagined) – Official Music Video
▼ EVEN IF IT KILLS ME (Reimagined) – Spotify
ボーカルに聴き惚れろ
約3年ぶりの新曲となる「EVEN IF IT KILLS ME」のReimagined(バージョン)が配信リリースとなった。タイトルでは”新曲”と書いているのだが、厳密に言えば、新曲のリミックスバージョンのような形だ。こういったバージョンは、通常はアルバムのボーナストラックや後発のDXバージョンに収録されるようなイメージだが、元曲のリリースから1ヶ月でリリースというのは、ファンとしては有り難いがちょっと不思議な感じもする。
Reimaginedはタイトルが同じである以上、そこまで原曲と(メロディー的に)大きく変わった点は無いと思う。しかしいわゆるバンドサウンド的なものではなく、ギターはアコースティック、それに打ち込みやシンセを使用したものになっている。合わせてボーカルもシャウト等は抑えられたマイルドなものになっており、ポップス寄りになったという表現が出来るかもしれない。
自分語りになるが、管理人が音楽を聞く際に一番注目(注耳)しているのは演奏である。ボーカルは、申し訳ないのだが一番優先度が低い。しかし20年以上前に初めてアルバム「Infest」を聴いた時から、ジャコビー・車ディックスのボーカルには惚れ込んでいる。これはもう管理人の好みの話でしか無いのだが、これまでに聴いたボーカリストの中で一番声がこのみなのだ。クリーン、シャウト、そのどちらをとっても完全に管理人に刺さるのだ。そしてそれなりに歳を重ねた現在でも、当時と変わる声を出せているという凄さである。
前置きが長くなったが、管理人は通常はあまりこういったポップスより(バンドサウンドが少ない・控えめ)な楽曲は好まない。しかし今回のReimaginedは、Papa Roachのそもそもの卓越したメロディセンスと、ジャコビー・シャディックスのボーカルのカッコよさによって、全然聴けるというか大好きである。別に、例えば”バンドサウンドが好き”という一点に拘りすぎずに、ボーカルがカッコいいという別の良さで好きになれることもあるのだ。拘りがあるのはもちろん良いことなのだが、それに囚われすぎるのも良くないなと自戒も込めて書いておきたい。