「EXISTENTIAL DREAD」のMV公開
昨年6月に最新アルバム「CARNAL」をリリースしたNothing Moreだが、同アルバムに収録されている「EXISTENTIAL DREAD」のMVが公開された。今年3月にはライブ音源や新曲など8曲を追加収録した「CARNAL(Deluxe)」(DX盤)をリリースしているが、今回の「EXISTENTIAL DREAD」は通常盤にも収録されている楽曲になる。
▼ NOTHING MORE – EXISTENTIAL DREAD
▼ CARNAL(Deluxe) – Spotify
改めて聴いたけど良い
最新アルバム「CARNAL」から「EXISTENTIAL DREAD」のMVが公開となった。上にも書いているが、今年3月にはDX盤がリリースされており、最近はそれに追加収録されている楽曲のMVが公開されていたため(「WE’RE ALL GONNA DIE」や「FREEFALL」)、今回もその流れかと思ったのだが、まさかの通常盤にも収録されている楽曲のMVだった。つまり昨年6月に通常盤がリリースされてから約1年2ヶ月ぶりにMVが公開された形になる。それはさすがに忘れるって…。
「EXISTENTIAL DREAD」は通常盤だと全15曲中8曲目というちょうど真ん中に収録されている曲だ。だからどうということも無いのだが、オルタナティヴロック寄りの近年の楽曲の中では、かなりヘヴィな方に入ると思う。イントロやその他で使われているヘヴィなリフがこの曲のメインと言って良いだろう。そのリフはオルタナティヴ・メタルと言うべきか、あるいは曲ではなくリフだけ聴いたらニュー・メタルと思えなくもない。しかし特にイントロではヘヴィなリフの後に、急にシンプルな打ち込みとボーカルのみの静寂が訪れるところなどは、やはりオルタナティヴ味がある。
オルタナティヴな曲調ながらも、(中には)ヘヴィな部分もあるというのは、個人的には最初期のIncubusを思い起こさせる。incubusはミクスチャーロック的な要素もあったりしたので、全然違うといえば違うのだが…。身も蓋も無いが、この辺りのジャンル分けは特に複雑怪奇な気がするので、管理人のような素人がアレコレ言っても意味がないだろう。そしてさすがはBetter Noise Music所属と言うべきか、サビの歌メロは一級品である。それに加えて、サビだけではないが全体を通して結構目立っている”コシ”のあるベース音もお気に入りである。
最新作「CANAL」のDX盤リリースからも半年近くが経ち、そろそろ新曲か!?と思ったのだが、もうちびっとだけ「CANAL」は続くようだ。まあリリースに伴うツアーやその他諸々あると思うので、新曲などはもう少し先の話になるだろう。