「WE’RE IN THIS TOGETHER」カバー曲をリリース
Nothing MoreがNine Inch Nailsの「WE’RE IN THIS TOGETHER」カバー曲を配信リリースした。原曲の「WE’RE IN THIS TOGETHER」は1999年リリースのアルバム「The Fragile」に収録されている。
▼ NOTHING MORE – WE’RE IN THIS TOGETHER (Official Audio)
▼ WE’RE IN THIS TOGETHER – Spotify
▼ Nine Inch Nails – We’re In This Together
▼ WE’RE IN THIS TOGETHER(Nine Inch Nails) – Spotify
NINの明快化のような
Nothing MoreがNine Inch Nailsの「WE’RE IN THIS TOGETHER」カバー曲を配信リリースした。原曲と言うか「The Fragile」があまりにも有名すぎて今さら説明不要だと思うのだが、NINが1999年にリリースした4作目、2枚組の大作アルバムである。その中でも「WE’RE IN THIS TOGETHER」は特に有名かつ人気だろう。曲名でピンとこなくても、イントロの2~3秒で全てをを思い出すはずだ。
なかなか本題に入らず申し訳ないが、「The Fragile」は管理人にとって特別思い入れのあるアルバムである。音楽(CD)を自分で購入するようになり、本格的に沼に足を踏み入れたのは中3でRage Against The MachineやLimp Bizkitにハマったのがきっかけだが、それよりも前に「The Fragile」のCDを父の部屋からこっそり拝借して聴いていたのがさらに原点かもしれない。そんなわけで布団の中で夜中にこっそり聴いていた背徳のアルバムでもあるのだ。
ようやく本題に入るが、あまりにも有名な「WE’RE IN THIS TOGETHER」のカバーである。聴く方もある程度は「どんなもんよ??」という気持ちになるはずだ。管理人も感想をうまく文章化は出来ないが、少なくともNINらしさ、ひいてはTrent Reznorらしさをある程度は再現したものになっていると思う。この曲に絞って話をするが、「WE’RE IN THIS TOGETHER」はかなりバンド(サウンド)色が強い楽曲だと思う。Nothing Moreはそれをさらにバンドサウンドにしているとでも言えば良いだろうか。NINの「バンドサウンドだが、完全にそうとは言い切れない」という独特の雰囲気をバンドサウンド寄りに大きく振ることで、より耳馴染みの良いものになっていると思う(良い悪いではなく、それもカバーとしては一つの正解だろう)。
逆に言えばNINのカバーとして、NINらしい音を求めている人にはイマイチな可能性もある。NINの曲はそんなに単純じゃない!と思うかもしれない。という感じで超名曲だけに賛否あるだろうが、もちろん本人たちも覚悟の上だろう。風見鶏的な事ではなく、管理人は普通に好きである。そして26年の時を越えて新たなカバー(アレンジ)を聴けたというだけでも十分面白いと思っている。