「ANGEL SONG」のライブ映像を公開
Nothing Moreが2024年6月にリリースしたアルバム「CARNAL」だが、同アルバムに収録されている「ANGEL SONG」のライブ映像が公開された。原曲でもDisturbedのDavid Draimanをフィーチャーしている「ANGEL SONG」だが、今回公開されたライブ映像では実際にライブで本人たちが共演したものになっている。
▼ NOTHING MORE ft David Draiman – ANGEL SONG (Live from Aftershock)
▼ ANGEL SONG – Spotify
凄まじいクオリティのボーカル2人
アルバム「CARNAL」から「ANGEL SONG」のライブ映像が公開となった。通常こういったコラボ曲では、コラボ相手のパートも自分で歌う、もしくは音源を流すというのが普通だし、ファンとしても別にそれに文句は無いだろう。しかし今回公開されたライブ映像は(おそらく)昨年のAftershockというフェスのもので、実際に生で共演するということが実現したと思われる。
聴いていて思うのは、Nothing MoreのJonny Hawkinsと、DisturbedのDavid Draimanのボーカルの実力が凄まじいということだ。レコーディング時に色々調整したであろう音源と全く遜色ない。このライブ音源をもう少し調整したら、そのままアルバムに収録できそうなクオリティである。Jonny Hawkinsの比較的高音の多いパートと、David Draimanのどっしりと落ち着いた低温パートの対比がまた素晴らしい。もちろん演奏のクオリティも盤石であることは言うまでも無い。
コラボ系の楽曲の記事では毎回書いている気がするが、近年では特に有名アーティスト同士のコラボ楽曲が付ているように感じる。さらには超有名バンドのメンバー同士が新しいバンドを組むことも多い。それ自体は別に最近始まったことでは無いが、やはりネットで比較的簡単に音源が公開できるようになったことが大きいだろう。これまでにもライブでのコラボ・共演は多々あったと思う。それがビデオやDVDといった限られた媒体でしか世に出て来なかっただけだと思われる。新しいバンドを組むにしても、CDという物理媒体を制作しなくても、配信リリースが出来るし、それが主流になって久しい。音楽に関してはCDやレコードといった物理媒体を手元に所有したい派の管理人だが、こういったプラスの面もあることはもちろん無視できない。