カバー曲「If You Were Here」リリース&MV公開
THE HALO EFFECTが、Kentが1997年にリリースしたアルバム「Isola」に収録されている「Om du var här」のカバー曲となる「If You Were Here」を配信リリースし、MVも公開された。6月にはDanzigの「How The Gods Kill」のカバー曲もリリースしている。
▼ THE HALO EFFECT – If You Were Here (OFFICIAL MUSIC VIDEO)
▼ If You Were Here – Spotify
▼ Om du var här – Spotify
スウェディッシュ・オルタナティヴ
カバー曲とはいえ新曲と言って良いと思うが、1997年にKentがリリースした「Om du var här」のカバー曲となる「If You Were Here」が配信リリースされた。上にも書いたように6月にリリースされたDanzigの「How The Gods Kill」のカバー曲に続いて、2曲連続のカバー曲リリースである。特に明記はされていない(と思う)のだが、自分たちの音楽のルーツになっている曲のカバーをリリースしているのだろうと勝手に理解している。
KentというバンドについてWikiから引用しておくと以下のような感じだ。
ケント (Kent)は、1990年に結成されたスウェーデンのオルタナティヴ・ロック・バンド。
バンドはスウェーデンとスカンジナビアにたくさんのヒット曲があり、アルバム『ヴェルクリゲン』とシングル「Kräm (så nära får ingen gå)」のリリース以降、すべてのアルバムがスウェーデン・チャートの一番上にあった。
(省略)
ケントの歌はほとんどスウェーデン語で歌われているため、英語圏の聴衆にケントの存在はあまり知られていない。ケントは短期間、国際的なキャリアを積もうとして、アルバム『Isola』(1997年)と『ハグネスタ・ヒル』(1999年)の英語バージョンも作って、アメリカをツアーしたが、スカンジナビアほど成功しなかった。
ケント (バンド) – Wikipedia
“英語圏の聴衆にケントの存在はあまり知られていない。”とあるが、THE HALO EFFECTがこの曲を選んだのも同郷が故ということかもしれない。実際、オリジナルの曲名は「Om du var här」というスウェーデン語である。Google翻訳によると「あなたがここにいたら」という意味らしいので、つまり「If You Were Here」である。
「If You Were Here」は一応カバー曲ということになってはいるが、特に大きなアレンジ等はされておらず、いわばコピー曲だと個人的には感じた。もちろんメロデスバンドでるTHE HALO EFFECTらしい音作りにはなっているものの、構成やメロディ等に変更は無い。全員が元In Flamesというメロデス界の重鎮である彼らがオルタナティヴロックをカバーするというのも少し意外な気もするが、(想像だが)そのルーツとしてオルタナティヴロックの存在があるというのを知れるのも、また面白いところである。
そして管理人もKentというバンドに興味を持ったのだが、2016年にラストアルバム「Då som nu för alltid」をリリースして解散してしまっている。解散までの26年間にコンピレーションも含めると12作のスタジオアルバムをリリースしている。CDで現物を新品や中古を探すのは大変そうだが、少なくともSpotifyには揃っているので、一通り聴いてみようと思っている。…といった感じで新しい音楽に出会えるのもまた楽しい。