「Lost」デジタルリリース&MV公開
まさかLinkin Parkの新たな楽曲がまた聴けるなんて感涙ものである。4月に「METEORA」の20周年記念盤がリリースされる予定で、それに合わせたリリースと思われるのだが、「METEORA」製作時期の未発表曲である「Lost」が突如リリースされた。
▼Lost [Official Music Video] – Linkin Park
▼Lost – Spotify
楽曲の色あせなさ
「METEORA」製作時期の楽曲ということで、ようは20年前に制作された楽曲である。それにも関わらず、全く古さを感じさせない。ロックとしても非常に完成度が高いし、デジタルな音を取り入れた構成に関しても、まさに今風のものである。それを20年前の制作していたのだから、Linkin Parkというバンドの凄さが改めて認識できるというものだ。
チェスターの歌声が聴けるだけでも堪らないというのに、若いというのもあってかより美声である。そして泣きのメロディーと組み合わせられたら、これを超えられるミクスチャー・Nu-MetalバンドがLinkin Park以降に他にいただろうか…?
失ってしまったものを望んでも仕方が無いのだが、本当に恐ろしいほどの実力を持ったバンドであったと思う。管理人は別にLinkin Parkが一番好き!というわけでは全く無く、他のバンドやアーティストの楽曲をたくさん聴いているのだが(他の記事で色々取り上げているのを見てもらえればわかると思う)、それでもそのように感じる。
次作への期待、プレッシャー、全てが極限の状態であっただろう
1stの「Hybrid Theory」が大ヒットし、その次のアルバム「METEORA」のリリースとなれば世界中の音楽ファンからの期待と、それに対するプレッシャーは想像を絶するものだったと思う。今作で失敗した場合は、「結局1枚目だけの一発屋だったか」という評価で終わってしまう可能性も十分にあるのだ。
当時のインタビューなどを読んだことは無いので確かなことはわからないのだが、かなりの極限状態で作られたのではないだろうか(Slipknotの2作目もそのような感じだったと聞く)。
結果的にこちらも大ヒットをおさめ、世界的バンドへの階段を登っていくわけだが、そのような状況で生み出された楽曲たちは、安易な言葉だが魂を吐き出したような壮絶なものであると思う。
それから20年。管理人個人的には○周年記念版の類はあまり聴かないのだが、化け物のようなバンドの軌跡としてぜひチェックしておきたい。
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