「Snake Tongues」MV公開
3/21にニューアルバム「Everything Rots」をリリースしたCABALだが、同アルバムに収録されている「Snake Tongues」のMVが公開された。「Everything Rots」は、スタジオアルバムとしては2022年10月にリリースされた「Mango Interitus」以来、約2年半ぶりの新作となる。
▼ CABAL – Snake Tongues (OFFICIAL MUSIC VIDEO)
▼ Everything Rots – Spotify
エレクトロ・デスコア
ついにリリースとなったニューアルバム「Everything Rots」だが、その収録曲の中から「Snake Tongues」のMVが公開となった。昨年からCABALを聴き始め(記事にもし始め)、まだ新参者の管理人としては、初めて聴くCABALのアルバムということになるのだが、残念ながらまだ手元に届いていないので、とりあえず「Snake Tongues」についてだけ書いていくことにする(複数のCDをまとめて配送にした自分が全て悪い)。
過去のCABALの記事で散々書いているが、管理人は普段デスコアはほぼ聴いていない。ではなぜCABALだけは刺さって、しかも記事まで書いているかと言うと、なんとなく”しっくり来た”としか言いようが無い。それだと何も言っていないと同じなのだが、基本的に曲が好きか・そうでないかは感覚的なものなので仕方ない。別にデスコアが苦手とうわけでも無いのだ。BMTHも今はかなりキャッチーになっているが、初期の頃はかなりハードコアというかデスコアというか、そっち寄りだったが、大好きで聴いていた。だから結局は演奏がしっくり来るかどうかなのかなと思う。
CABALの楽曲はもの凄く歪んだヘヴィなサウンドながらも、リズムとしてはわかりやすくて乗りやすい曲が多いと思う。これがいわゆる”ドゥーム”とかが付くようなジャンルになってしまうと、頭が追いつかなくてピント来ないのだ。…前置きが非常に長くなったが、今回MVが公開された「Snake Tongues」も、楽曲としては非常にわかりやすものにはなっていると思う。一番のポイントは、タイトルにも書いたのだが、2:00過ぎからのエレクトロニカパートだろう。バンドサウンドは完全に一旦休みとなっていて、純エレクトロニカだ。しかもこういったヘヴィ目(?)のエレクトロニカは管理人の大好物である。そしてこんなのライブで盛り上がらないはずもない。
近年ではBMTHやEnter Shikariに代表されるようなエレクトロコアがかなり流行っていると言えると思うが、デスコアの世界でもエレクトロニカが融合し始めているのか、というのが正直なところだ。そういった意味では、CABALは従来のデスコアを踏襲しつつも、現代的な要素をプラスすることで、さらに上の段階に進もうとしていると言えるだろう。偉そうな言葉遣いで書いてきたが、要するに”この曲好きです”と言いたいだけである。