「If It’s All The Same To You」先行リリース&MV公開
6/20にニューアルバム「Where Only The Truth Is Spoken」をリリースするMALEVOLENCEだが、同アルバムに収録される「If It’s All The Same To You」が先行配信リリースされ、MVも公開された。アルバム「Where Only The Truth Is Spoken」は、スタジオアルバムとしては2022年リリースの「Malicious Intent」以来、通算4作目となる。
▼ MALEVOLENCE – If It’s All The Same To You (OFFICIAL MUSIC VIDEO)
▼ If It’s All The Same To You – Spotify
初期UNEARTH的メタルコア
6/20リリースのニューアルバム「Where Only The Truth Is Spoken」から、「If It’s All The Same To You」が先行配信リリースとなった。このブログでMALEVOLENCEを取り上げるのは初めてだし、そもそも管理人も彼らの楽曲を初めて聞いたので、一応概要を書いておこう。MALEVOLENCEはイギリス・サウスヨークシャー出身の5人組メタルコアバンドだ。2010年に活動を開始し、これまでに3作のスタジオアルバムをリリースしており、「Where Only The Truth Is Spoken」で4作目となる。
とにかくこれだけは書いておきたくてタイトルにも書いてしまったのだが、少なくとも今回リリースされた「If It’s All The Same To You」に関して言えば、初期のUNEARTH的な高速メタルコアだ。MVは初めにドラマパートが入っているので焦らされるのだが、楽曲はミドルテンポで始まり、その後高速リフに切り替わる。まあ別に珍しい楽曲構成ではないしベタなものだが、どうしたって好きなものは好きである。
見どころ(聴きどころ)としては、もちろんギター・ソロパートもあるのだが、そこまで主張の強いものではない。どちらかと言えば上にも書いたように高速かつメロディアスなリフを楽しむための楽曲と言って良いだろう。あとボーカリストのAlex Taylorの声や歌い方が、非常にUNEARTHのTrevor Phippsに似ていると思う。活動開始が2010年なので、フォロワーというほど年代が離れている感じはしないが、少なからず影響を受けていることは間違いないのではないだろうか。…言うか、そもそも同じNuclear Blast Records所属である。レーベルの色的にも、そういった方向性なのかもしれない。
管理人的には、イギリスはあまり(人気の)メタルコアバンドが多くないイメージがあるのだが、MALEVOLENCEを知ってしまった今、そんな個人的常識は完全に覆された。現在のイギリスはポストーハードコアが人気なイメージだが、探せばいくらでも良いバンドはあるだろう。さっそく「Where Only The Truth Is Spoken」をウィッシュリストに入れたのは、言うまでも無い。