新曲「Focus」リリース&MV公開
Letters Sent HomeがThe Narratorがゲスト参加する新曲「Focus」を配信リリースし、MVも公開された。Pentastoneが参加した「A WIFE. A WHORE.」、LUNA KILLSが参加した「Bloom」に続いて、3曲連続でのコラボ楽曲となっている。
▼ Letters Sent Home (feat. The Narrator) – Focus (OFFICIAL MUSIC VIDEO)
▼ Focus – Spotify
オルタナティヴ×メタルコア
Letters Sent Homeの新曲「Focus」が配信リリースとなった。上にも書いたように、今回の「Focus」で3曲連続のコラボ楽曲となる新曲リリースである。つまり1st「Forever Undone」をリリースして以降の新曲は全てコラボ楽曲ということになっている。本人たちの意向なのか、レーベル(SharpTone Records)の意向なのかはわからないが大歓迎である。いつも書いているのだが、コラボ楽曲はそのバンドのいつもとは違った顔が見られて面白いからだ。
今回の「Focus」にはThe Narratorが参加している。”The Narratorが参加”と当たり前のように書いているが、恥ずかしながら今回初めて知ったバンドである。調べてみると、2017年結成のドイツのルール地方出身のメタルコアバンドで、2024年9月にデビューアルバム「Lore」をリリースしている。つまりはようやくデビューアルバムをリリースしたバンド同士のコラボというわけだ。…と書くと非常に頼りなさそうな感じがしてしまうが、非常に完成度が高いことは聴いてみたらわかるだろう。
Letters Sent Homeは一応オルタナティヴロックということになると思うのだが、The Narratorはメタルコアバンドである。これはもうジャンルとして何と表現したら良いのだろうか。楽曲全体の雰囲気で言えば、ヘヴィ目なオルタナティヴと言えなくも無い。しかしそこにThe Narratorによるデスボイスも入ってくるのだ。これを表現するジャンル名があれば教えて欲しいし、管理人がいつもジャンル分けに意味は無いといっているのもそういった理由からである(ただし記事中ではジャンル名を使ったほうが説明しやすいので使うことが多い…)。
そもそもオルタナティヴロックバンドがメタルコアバンドと組んで成立するのか?という話だが、これはLetters Sent HomeのボーカルであるEmily Paschkeの声質や歌い方に寄るところが多いと思う。どちらかと言うとポストハードコア等のヘヴィな方の女性ボーカル的なボーカルなのだ。そのため演奏がヘヴィになろうとも、その方がむしろ合うのではないかというくらいだ。という感じで個人的は非常に好きな曲である。デビューアルバムをリリースしたばかりのバンド同士ではあるが、驚きの完成度と、アーティスト同士のコラボの面白さが詰まった良曲だと思う。