新曲「Bed of Roses」リリース&ビジュアライザー公開
10/10に「Forever Undone (Extended Edition)」をリリースしたLetters Sent Homeだが、Extended Editionに追加収録される「Bed of Roses」のビジュアライザーが公開された。Extended Editionにはオリジナル盤には未収録の5曲、既収録曲2曲の別バージョンが追加収録されている。
▼ Letters Sent Home – Bed of Roses (OFFICIAL VISUALIZER)
▼ Forever Undone (Extended Edition) – Spotify
久々の純オルタナ
デビューアルバムである「Forever Undone」の拡張版となる「Forever Undone (Extended Edition)」がリリースとなったが、追加収録された新曲(未発表曲)5曲の中から「Bed of Roses」のビジュアライザーが公開となった。先に本音を書いてしまうと、オリジナル盤のリリースからわずか1年半で追加収録盤をリリースするという商売は好きではない。一番割りを食うのはオリジナル盤をリリースと同時に購入した一番のファンだからだ。…とはいえレコード会社も商売なので、致し方ないかとも思うのだが…。
だがアーティスト本人たちの意向ではない(と思いたい)ので、ここからは純粋に音楽について書いていこう。Letters Sent Homeが直近リリースした新曲3曲はいずれも他アーティストとのコラボ楽曲だったため、Letters Sent Homeだけの楽曲リリースというのはかなり久々になると思う(追加収録された楽曲はおそらく「Forever Undone」の制作時のものだと思うので、制作順で言えば逆にはなるが)。実際、今回ビジュアライザーの公開された「Bed of Roses」では、オルタナティヴ・ロックバンドとしてのLetters Sent Homeを楽しむことができる。
「Forever Undone」は1サビまではクリーンなギターのカッティングが心地良い。このブログではメタルやポストハードコアなどを取り上げることが非常に多いため、ヘヴィなリフに注目しがちでカッティングというものを忘れそうになるのだが、やはり良いものは良いという当たり前の感想を持った。今現在、管理人自身が注目しているバンドの中でここまでしっかりとオルタナティヴ・ロックをやっているバンドは他に無いため、余計にそう感じるのだろう。
1サビ後はギターが少し歪んだ音となり、ブリッジミュートも交えたリフ的なパートになる。とは言えヘヴィとかそういうことではないのだが、それまでが非常にクリーンなのでその対比として映えるし、聴いている人を飽きさせない構成になっていると思う。というようにギターの音についてだけ書いてきたが、やはりこのバンドを一番オルタナティヴ・ロックバンドたらしめているのは、ボーカルであるEmily Paschkeの声だろう。(何度聴いてもParamoreのヘイリーに似ているなと思うのだが)この声質あってのものだと思う。