「Let You Fade」のビジュアライザー公開
5/16に「From Zero (Deluxe Edition)」をリリースしたLinkin Parkだが、通常盤から追加収録される「Let You Fade」のビジュアライザーも公開された。デラックス盤には「Let You Fade」の他、「Unshatter」が先行配信リリースされ、ビジュアライザーも公開されていた。
▼ Let You Fade – Linkin Park
▼ From Zero (Deluxe Edition) – Spotify
ボーナストラックも最期はエモい
5/16リリースの「From Zero (Deluxe Edition)」から、「Let You Fade」のビジュアライザーが公開となった。オリジナル盤がリリースされたのが昨年の11/15なので、ちょうど半年でボーナストラックを3曲収録したDX盤がリリースされたことになる。Linkin Parkのことは大好きだが、正直半年でもう一枚買わせようとするのか…と思わなくもない。Linkin Parkに限らずだが、最近はDX盤リリースまでのスパンが非常に短くなっているというか、短すぎやしませんかね。たぶんあまりコストを掛けずに売上を上げたいレコード会社側の意向が非常に強いのだとは思いますが…。
それはそれとして、既リリース曲のライブ音源などではなく、おそらくオリジナル盤への収録が見送られたのであろう未発表曲3曲が収録されているというのは、かなり良心的な方だと思う。そしてどれもなぜ収録しなかったのか不思議なくらいに完成度が高く、そして良曲である。すでに先行リリースされていた「Unshatter」もそうだし、今回ビジュアライザーの公開された「Let You Fade」も、もちろんそうである。
(やむを得ずではあるが)体制の変わったLinkin Parkではあるが、今回の「Let You Fade」は良い意味でLinkin Parkぽくない楽曲のように感じた。メロディが非常にエモいのだ。Linkin Parkの楽曲はどれお美メロではあるが、エモいというのとはまた違うイメージだったのだが、「Let You Fade」に関してはメロディも曲調も演奏もエモいと言わざるを得ない。というように毛色が違うために収録が見送られたのかもしれないが、これはこれで非常に良い。ヘヴィなサウンドは影を潜め、シャウトというほどのパートも無い。言うなればパワーポップのようなイメージである。
他には、曲の最後でエミリー・アームストロングのボーカルとマイク・シノダのラップが重なるところだろうか。Linkin Parkの楽曲はリードボーカルとラップのパートがはっきりと別れているようなイメージがあるのだが、「Let You Fade」の最後ではその2つが綺麗に重なっている。素人考えだが、普通にそれをやったらただゴチャついてしまうだけのような気がする。しかし双方が邪魔になることなく綺麗にまとめ上げているところは、さすがはLinkin Parkという感じだろうか。