「Dear Suffering」先行リリース&MV公開
ニューアルバム「Back From Hell」を4/25にリリースするCALIBANだが、同アルバムに収録される「Dear Suffering」が先行配信リリースされ、MVも公開された。今回リリースされた「Dear Suffering」には、アメリカのデスコアバンドであるFit For An AutopsyのボーカリストJoe Bad(Joe Badolato)がゲスト参加している。
▼ CALIBAN – Dear Suffering (feat. Joe Bad Of Fit For An Autopsy) (OFFICIAL VIDEO)
▼ Dear Suffering – Spotify
メタルコア x デスコア
4/25リリースのニューアルバム「Back From Hell」から「Dear Suffering」が先行配信リリースとなった。上にも書いたが、Fit For An AutopsyのボーカリストであるJoe Badが(当然だが)ボーカルとしてゲスト参加している。タルコアバンドにデスコアバンドのボーカリストが参加した、ツインボーカル曲ということになる。
管理人はCALIBANの楽曲を聴き始めてまだ日が浅いのだが、CALIBANはWiki等ではメタルコアバンドとされているが、管理人の印象的にはデスコア寄りかなという印象がある。ギターの歪ませ方等も、”メタル”と言うよりは”デス”な感じがする。別にそこに明確な定義があるわけではないと思うので、あくまでも管理人の印象的にではあるが。だが、今回の楽曲で途中からJoe Badが参加すると、明確に違いがあることがわかる。どちらもデスボイスであることは同じなのだが、CALIBANの方が聴きやすさというかキャッチーさがあると思う。対してJoe Badの方は、最近記事を更新したCABALのような完全なデスコアだ。これは完全に管理人の感覚の話なので、この段落は読み飛ばしてもらって良い。…と言うか自分でも何が言いたいのかわからないので、読まないでください。
とりあえずCALIBANはメタルコアということで話を進めていこう。今回リリースされた「Dear Suffering」は、そのリズムのせいか、ヒップホップ・ラップのような印象を受ける。もちろんそんなことは無いのだが、例えるなら2000年代のミクスチャーロックの雰囲気を持ったメタルコア、とでも言うべきだろうか。メタルコアというのも非常に範囲の広いジャンルだと思うのだが、このようなミクスチャーロック的な楽曲は、これまでに聴いたことが無いかもしれない。そして非常に良い。
そしてこういったジャンルが好きな人は、大抵の場合は楽曲の前半はスローテンポで、イントロ後や終盤で高速になって盛り上がるというのがお決まりの楽曲構成ではないだろうか。しかし「Dear Suffering」では終盤で思いっきりテンポが下がる。これもまたデスコアっぽいと感じた理由の一つではある。(現代のポピュラー)音楽のジャンルという明確な定義の無いものに対して、理屈をこね回すのも不毛だとわかっているのだが、つい語りたくなってしまうのも音楽好きの性だ。