「You Broke Me Too」のリリックビデオ公開
10/10nニューアルバム「Better Days」がリリースとなったYellowcardだが、同アルバムに収録されている「You Broke Me Too」のリリックビデオが公開された。「You Broke Me Too」ではアヴリル・ラヴィーンとコラボしており、他にも「Love Letters Lost」ではAlkaline TrioのMatt Skibaともコラボしている。
▼ Yellowcard ft Avril Lavigne – You Broke Me Too (Official Lyric Video)
▼ Better Days – Spotify
同世代に聴いてほしいバラード
本記事を書いている10/10にリリースとなったニューアルバム「Better Days」から「You Broke Me Too」のリリックビデオが公開となった。上にも書いたように、この曲には”あの”アヴリル・ラヴィーンがゲスト参加している。同じレーベル所属のアーティスト同士のコラボであれば最近は特に多いが、アヴリルに関してはどうしてこういった企画になったのかはよくわかからない…。
Yellowcardが一躍人気バンドとなるきっかけになったアルバム「Ocean Avenue」のリリースが2003年、アヴリルが大フィーバーしたアルバム「Let Go」のリリースが2002年なので、同時期に脚光を浴びたアーティストとしての繋がりなどもあるのかもしれない。ちなみに管理人はどちらのアルバムもリアルタイムでハマっていた世代なのだが、正直にいって2nd以降のアヴリルからは聴いていない。アイドル売りのようになってしまったのがなんとなく嫌だったのだ(当時の管理人もそれくらいには尖っていた)。しかし今回改めてボーカリストとして聴いてみるとなかなかどうして悪くない、というか良い。
Yellowcardに話を戻すと、今回のアルバムはあのBetter Noise Musicに所属して初のアルバムとなる。別に楽曲の方向性に関して特に変わりは無い、というかむしろ原点回帰くらいのイメージなのだが、Yellowcardが本格的に再びメインストリームに戻ってきた感じがして感慨深い。
「You Broke Me Too」はバラード曲ということになるだろう。ギターの泣きのアルペジオで始まる流れで、特に新しくも無いのだが、それで良いのだ。ベタにはベタなりの理由があると思っている。そしてイントロだけでなく前編に渡って泣きメロが続く。特にこういった歌メロに関してはYellowcardの得意分野だと思うし、Better Noise Musicも歌メロ重視のレーベルだと思っているので、相性は非常に良いと思う。
そしてアヴリルである。途中からライアン・キーとボーカルを交代して入る形なのだが、アヴリルの声が曲によく合っている。アヴリルは売れて以降の見た目はセレブっぽくなっているが、声質はストリート系というか、やはり「Let Go」のヒットでわかるようにセレブとは逆の声質だと思う(失礼ながら)。それがパンク・バラードによく合うのだ。若干のお騒がせセレブ感は合っても、やはりボーカリストとしてはすごい人なのだと思う。この曲は2000年代初頭を経験した中年以降へ送るバラードと言って良いかもしれない。
これだけの豪華コラボなのだからリリックビデオではなく本人登場のMVが欲しいところではあるが、まあ権利関係なのかスケジュールなのか、色々と難しいところがあるのだろう。