「Friendly Fire」をリリース&MV公開
4/12に「Singles Collection (2000-2023)」をリリースするLinkin Parkだが、同アルバムに収録される未発表曲「Friendly Fire」が配信リリースされ、MVも公開された。
有り難いが余計に悲しい…
未発表曲「Friendly Fire」がリリースされた。チェスターの死後にリリースされた未発表曲としては、「METEORA」制作時期の「Lost」に続いて2曲目ということになると思う。今回リリースされた「Friendly Fire」は2017年リリースの「One More Light」制作時期のものとのことだ。
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MVに使用されているのはおそらく「One More Light」制作時期のものだと思う。時期的には2016年~2017年あたりだろうか。MVにはもちろんチェスターも登場しているのだが、亡くなったのが2017年ということを考えるとギリギリというか、この状態でもかなり思い悩んでいることがあったのかもしれない。
一旦楽曲の話に戻ると、スローテンポでバラード寄りの楽曲だ。演奏もそこまで前面に出てこないため、よりチェスターの美しい高音が目立つ楽曲でもある。美メロも相まって余計に切ない。未発表音源をリリースしてくれるのはもちろん有り難いのだが、チェスターの亡き後にこんな曲を出してくるのはずりーよ…と思わずにはいられない。今回のような未発表音源は別として、今後新たにレコーディングされた(チェスターがボーカルを務める)音源を聴くことは決して叶わないのだ。何と言うか、いなくなってしまったことを改めて深くに認識させられるMVな気もする。
MV後半ではライブ映像も使用されている。こんなにも大きなホールで大観衆を前にライブを行う、そんなことが可能な所まで上り詰められるのは世界中で一握りもいないだろう。それでもそのような選択をしなければいけなかった実際の理由は管理人のような凡人、いや他人は決してわからないだろう。
どうしても湿っぽい話になってしまうが、ということで4月にシングルコレクションがリリースされる。ファンであればどれも数え切れないくらい聴いているような楽曲ばかりだと思うが、それらを1枚のアルバムでまとめて聴くとまた違った良さがあったりもする。リリースされる4月からは新たな場所で新たな生活が始まり、ストレスフルな人も多いかもしれない。でもきっと音楽が助けてくれるだろう。