「Violent Nature」のビジュアライザー公開
4/4にニューアルバム「Violent Nature」をリリースしたBLEED FROM WITHINだが、同アルバムに収録されている「Violent Nature」のビジュアライザーが公開された。スタジオアルバムとしては、2022年6月リリースの「Shrine」以来、約3年ぶりの新作となっている。
▼ BLEED FROM WITHIN – Violent Nature (OFFICIAL VISUALIZER)
▼ ZENITH – Spotify
ブラストビートで幕開け
ついにリリースとなった7thアルバム「ZENITH」から「Violent Nature」のビジュアライザーが公開となった。シングル曲(=アルバムリリース前にMVと共に先行リリースされた楽曲)ではないものの、アルバムのオープニングを飾る曲なので気合が入った楽曲であることは想像に難くない。もちろんビジュアライザーの後にMVが公開されるパターンもあり得る。
管理人は例によってまだアルバムが手元に届いていないのだが、この「Violent Nature」の特にイントロを聴かされたら、アルバム全体への期待値がうなぎ登りにならざるを得ない。タイトルにも書いたが、アルバムの1曲目、そのイントロからブラストビートで始まるのだ。それが嫌いな人なんていないだろう。そしてテンポとしては早めで、メタルコアらしいジャキジャキの乾いたギターリフがこれでもかと楽しめる楽曲となっている。アルバム1曲目は敢えて静か・壮大な展開で、2曲目で爆発するパターンもあるが、これはストレートに1曲目から煽っていくパターンだ。
BLEED FROM WITHINはUNEARTHと同じNuclear Blast Records所属ということもあってか、今でもどストレートなメタルコアを提供し続けてくれているバンドだと思う。”どストレートなメタルコア”とは何だ?と言われても難しいのだが、近年ではメタルやポストハードコアといったヘヴィ系のジャンルでも、特にエレクトロニカ系の要素を取り入れているアーティストが増えていると思う。ポストハードコアに関しては、エレクトロニコアとしてジャンル化されているくらいだ。もちろんそれはそれで管理人も大好きなのだが、こういった昔ながらのと言ったら語弊があるかもしれないが、混じりっけ無しのサウンドが聴きたいことだってある。
そもそも近代の音楽というのは、色々なジャンルをミックスすることでさらに進化してきたものだと個人的には思っているので、別にそれを否定するつもりは全く無い。管理人が音楽というものにドハマりするきっかけとなったミクスチャーロックだって、ヘヴィーロックとヒップホップのミックスである。しかし”それはそれ、これはこれ”というやつで、ミックスされていない純粋なものを聴きたいことだってある。BLEED FROM WITHINは2005年活動開始なので、20年選手のバンドである。その当時のメタルコアブームはすでに過ぎ去ったかもしれないが、別に今だって需要は十分にあると思う。そして方向性を変えずに楽曲を提供してくれていることに感謝である。