「A Hope In Hell」先行リリース&MV公開
4/4にニューアルバム「ZENITH」をリリースするBLEED FROM WITHINだが、同アルバムに収録される「A Hope In Hell」が先行配信リリースされ、MVも公開された。同アルバムからはすでに「Hands of Sin」と「In Place of Your Halo」の2曲も先行リリースされている。
▼ BLEED FROM WITHIN – A Hope In Hell (OFFICIAL MUSIC VIDEO)
▼ A Hope In Hell – Spotify
どこか懐かしさのある
4/4リリースのニューアルバム「ZENITH」から「A Hope In Hell」が先行配信リリースとなった。スタジオアルバムとしては、2022年リリースの「Shrine」以来の新作で、通算7作目となる。
BLEED FROM WITHINに関しては、基本的にはメタルコア、プラスでメロデス的な要素もあるというのが管理人と世間一般的なイメージだろうか。しかし今回リリースされた「A Hope In Hell」に関しては少し趣が異なる。たしかにリフはヘヴィで、デスボイスやシャウトもある。そういった意味ではメタルコアということが出来るだろう。しかし比較的スローテンポで、ヘヴィなリフ、そしてクリーンかつ高音のボーカル、そして全体を通して暗く冷たい雰囲気というのが、どこか2000年代中盤くらいのニューメタルを思い起こさせた。
BLEED FROM WITHIN自身が2005年結成なので、その辺りの次代の音楽的要素を含んでいても何も不思議ではないのだが、今回の「A Hope In Hell」に関しては特に強くそう感じさせた。もちろん2:30辺りからの展開は完全にメタルのノリである。だから別にBLEED FROM WITHINに対しての評価が変わるといったことは一切ない。そしてサビのボーカルがクリーンかつとてもメロディアスなのもメタルコアだし、メタルコアに限らず昨今のポストハードコアやその他のジャンルでもよく見られるものだ。
正直なところ、ここ暫くの間はBLEED FROM WITHINから離れていたのだが、今回の「A Hope In Hell」を含めて「ZENITH」から先行リリースされている3曲を聴く限りでは、また彼らの音楽を聴かなければいけないという気になっている。結成から20年というのも、それだけの実力があってのことだろう。管理人くらいの歳になると、20年といってもさほど昔には感じないのだが、されど20年である。