「culture wound」先行リリース&MV公開
8/22にニューアルバム「ALL IS BEAUTIFUL… BECAUSE WE’RE DOOMED」をリリースするWe Came As Romansだが、同アルバムに収録される「culture wound」が先行配信リリースされ、MVも公開された。同アルバムからはすでに「BAD LUCK」と「no rest for the dreamer」の2曲も先行配信リリースされている。
▼ We Came As Romans – culture wound (OFFICIAL MUSIC VIDEO)
▼ culture wound – Spotify
8/22リリースのニューアルバム「ALL IS BEAUTIFUL… BECAUSE WE’RE DOOMED」から「culture wound」が先行配信リリースとなった。スタジオアルバムとしては、2022年リリースの6th「Darkbloom」以来約3年ぶりとなり、2017年リリースの5th「Cold Like War」から続けてSharpTone Recordsからのリリースとなっている。
結成20年目の中堅バンドながら、管理人は今回のアルバムリリースに向けての先行リリースまでWe Came As Romansの楽曲をしっかりと聴いたことがなかった。初期の頃のアルバムまでは聴けていないのだが、少なくとも近年の楽曲に関してはポストハードコア、あるいはエレクトロニコアと言えるだろう。そして特に今回リリースされた「culture wound」に関しては、特にイントロ部分がだいぶエレクトロニコア寄りである。その後の曲中ではあまりエレクトロニカ要素は目立たないものの、全体的にうっすらと重ねられているという感じだ。
楽曲構成については模範的なポストハードコア(エレクトロニコア)という感じだ。A、Bメロに関してはヘヴィなリフとデスボイスだが、サビに関してはクリーンボイスと美メロが全面に立ち、演奏は一歩後ろに下がるという感じだ。管理人はもちろんヘヴィなパートも大好きなのだが、それとサビの美メロの対比がWe Came As Romansに限らずこういったジャンルでは大好物である。同様の嗜好を持つ人にも自信を持って勧められる一曲だ。
またあまり注目される部分ではないかもしれないが、1サビ後の1:15辺りからのテンポが上がるパートも見逃せない(聴き逃がせない)部分だと思う。全体的にミドルテンポな楽曲ではあるが、上記のパートによって楽曲にメリハリがついているように感じる。ちょっとした事だとは思うのだが、あるのと無いのとでは大違いだと思う。そういった細かな作り込みも非常に好きである。