「Glass Houses」リリース&MV公開
10/17に「Exile In Oblivion (20 Year Anniversary)」をリリースするStrung Outだが、同アルバムに追加収録される新曲「Glass Houses」が先行配信リリースされ、MVも公開された。スタジオアルバムとしては5作目となる「Exile In Oblivion」の20周年記念盤(2004年リリースなので厳密に言えば少しずれているが…)で、配信サービスの他にはLPでもリリースされる。
▼ Strung Out – Glass Houses (Official Video)
▼ Glass Houses – Spotify
20年後のエモさ
10/17リリースの「Exile In Oblivion (20 Year Anniversary)」から「Glass Houses」が配信リリースとなった。オリジナルの「Exile In Oblivion」は全14曲収録だが、「Exile In Oblivion (20 Year Anniversary)」には今回リリースされた「Glass Houses」が追加収録され、全15曲となっている。かつ全曲リミックス・リマスター音源になっているとのことだ。
管理人が初めてStrung Outを知ったのも「Exile In Oblivion」がきっかけだった。厳密に言うと収録曲「No Voice of Mine」を何かのコンピレーションアルバムで聴いたのが最初なのだが、その1曲で衝撃を受け、そのまま「Exile In Oblivion」を購入して以来のファンだ。所属レーベルがFat Wreck Chordsなのもあってジャンル自体はメロコア路線ではあるものの、メタル調とも言えるテクニカルなフレーズを多用した楽曲は衝撃だった、というか今でも他に似た路線のバンドはほぼいないのではないだろうか。「Exile In Oblivion」ほど「捨て曲なし」という言葉が適切なアルバムもなかなか少ないと思う。
▼ No Voice of Mine
で、今回リリースされた「Glass Houses」はかなり落ち着いた楽曲である。とは言えStrung Outらしいフレーズは満載で間違いなく良曲ではあるが、曲調で言うと最初から最後までアクセル全開といった雰囲気の「Exile In Oblivion」の中に入れるにはちょっとそぐわないかもしれない。しかし”だからこそ”という考え方もできる。言っても20年前のアルバムである。そして彼らが一気にメインストリームに躍り出るきっかけとなったアルバムだろう。それから20年が経ち、色々な面で落ち着いてきつつある今現在の彼らの楽曲を最後に入れるというのも、それはそれで非常にエモいと思う。