「SNO」先行配信リリース&MV公開
来年1/24に新作アルバムをリリースするスコットランド出身のバンドVUKOVIだが、同アルバムに収録される「SNO」が先行配信リリースされ、MVも公開された。同アルバムからはすでに「GUNGHO」、「MISTY ECSTASY」の2曲が配信リリースされている。
▼ VUKOVI – SNO (OFFICIAL MUSIC VIDEO)
▼ SNO – Spotify
今回はバラード風
2025/1/24リリースの新作アルバム「MY GOD HAS GOT A GUN」から「SNO」がリリースとなった。「MY GOD HAS GOT A GUN」収録曲の先行リリースはこれで3曲目となるが、「GUNGHO」はインダストリアル・メタル風、「MISTY ECSTASY」はエモ風、そして今回の「SNO」はバラード風といった感じだろうか。
VUKOVIを聴き始めたのは「GUNGHO」からなのだが、上記の3曲を聴いてきて、曲ごとにかなり雰囲気が異なるように感じられる。前回の記事で全曲が「GUNGHO」のようなインダストリアル感のある曲であったら、そこまでハマらなかっただろうと書いた。単純に管理人の好みの話でしか無いのだが、今回の「SNO」でもあっさりと良い方に裏切ってきてくれた。
テンポはかなりゆっくり目で、特に前半に関しては演奏よりもボーカルを聴かせるような楽曲構成になっている。しかしボーカルよりも演奏派の管理人的に嬉しかったのは、後半からしっかりと楽器隊も存在感を出し始めるところだ。特に2:11辺りからのギターのフレーズの哀愁感が堪らない。偉そうに言う形になってしまうが、別に特に難しいフレーズとかいうわけではない。むしろとてもシンプルなのだが、それ故にメロディーの美しさがより際立っている感がある。管理人が大昔に遊びでバンドをやっていた時に、「シンプルだけどすごく良い」に憧れたものだが、まさに憧れのソレなのである。
そしてラストの盛り上がりだ。ボーカルだけになった静寂のあと、ボーカルと楽器隊が互いに高め合うようにラストに向かって盛り上がっていく。適当な言葉が見つからないのだが、管理人的には破滅的と感じるのだが、盛り上がっているのにも関わらず、ダウナーな気分にさせるような、グランジ・オルタナティヴ的な雰囲気を感じた。