「Empires」先行配信リリース＆MV公開
5/5に最新アルバム「ATUM」をリリース予定のThe Smashing Pumpkinsだが、同アルバムに収録される「Empires」が先行配信リリースされ、同時にMVも公開された。
スタジオアルバムとしては2020年リリースの「CYR」から約2年半ぶりの新作リリースとなる。
▼The Smashing Pumpkins – Empires (Official Music Video)
▼Empires – Spotify
期待せざるをえない曲であり、アルバム
正直に言って、再結成が決定したときは歓喜に満ち溢れたものだったが、その後リリースされたアルバム（楽曲）に関してはあまりハマることが出来なかった。かつてのグランジブームを代表するバンドとしての期待が当然あるわけなのだが、どうも”棘を抜かれた感じ”というか、物足りなさを感じていた。
で、今回リリースされた「Empires」であるが、イントロのギターリフ、そしてその音を聴いただけでかつてのファンたちは”これこれ！”と思ってたのではないだろうか。この”気だるさを内包した音”のようなものがグランジだったと思うのだ。
全体を通して言うと、サビなどでもう少し盛り上がりがあると、もう少し良かったかなという感じはある。しかし説明不要の名作である「メロンコリー そして終りなき悲しみの続編に位置づけられる」と言われたら、期待せざるを得ない。
もちろんまだ「ATUM」の全容を聴いているわけでは無いので判断はできないが、28年も前にリリースされた不朽の名作の続編が、令和のこの時代にまた聴けるというだけでも、もはや満足である。
（というかビリー・コーガン、ジェームス・イハ、ジミー・チェンバレンの3人がまた一緒にバンドをやっていると言うだけでも奇跡のようなものだろう。）
個人的にも非常に思い入れがある
管理人はとにかくSmashing Pumpkinsが大好きで、中学生の時に初めて聴いて以来、約24年来のファンである。たしか存在を知った時にはすでの解散してしまっていて、なんでもっと早く知ることが出来なかったのかと歯痒い思いをしたのを覚えている。
しかし2010年前後に再結成、またバンドとして活動するSmashing Pumkinsを見られる日が来るとは思っていなかった。管理人のこれまでの人生の2/3はSmashing Punpkinsと共にあった、と言ったら言いすぎかもしれないが、とにかくそれくらい自分に影響を与えていると思う。
バンドサウンドの中でドラムが一番好きなのもたぶんジミー・チェンバレンの影響だと思う。「Hello Kitty Kat」を聴き、ドラムのあまりのかっこよさに血の気が引き、お腹が痛くなったのだ。音楽を聴いていて体調に影響を及ぼしたのは後にも先にもそれだけだと思う。
▼Hello Kitty Kat (Remastered)
たぶんSmashing Pumkinsに触れなければ、ここまで音楽というものを好きになることも無かったと思うし、このような音楽ブログを始めることも無かっただろう。
そういった事情によってSmashing Pumpkinsについては冷静な判断が出来ないのだ。ということでただただ管理人のSmashing Pumpkins愛を吐き出すだけの記事になってしまったが、「ATUM」は5/5リリースだ。正座して待ちたい。
ポチップ
