5FDP Ivan Moody参加バージョンリリース&MV公開
昨年9月に最新アルバム「Greetings From Suffocate City」をリリースしたThe Funeral Portraitだが、同アルバムに収録されている「Holy Water」に、Five Finger Death PunchのボーカリストであるIvan Moodyがゲスト参加したバージョンが配信リリースされ、MVも公開された。
▼ The Funeral Portrait ft Ivan Moody – Holy Water (Official Music Video)
▼ Holy Water – Spotify
高音&低音コラボ
The Funeral PortraitとFive Finger Death PunchのボーカリストIvan Moodyのコラボ曲「Holy Water」が配信リリースとなった。上にも書いたように、元曲自体はすでに最新アルバム「Greetings From Suffocate City」に収録されており、今回はそのバージョン違いのような形だ。楽曲の構成等は特に変わっておらず、ボーカルパートにIvan Moodyも参加しているというシンプルなものになっている。
ご存知のようにThe Funeral PortraitのボーカリストであるLee Jenningsはだいぶ高音寄りのボーカリストである(と言うかBetter Noise Music所属のバンドは大体そういった傾向がある)。一方で5FDPのボーカリストであるIvan Moodyは低音、と言うかデスボイスやシャウト系というイメージが強い。音楽性は近からず遠からずだと思うが、ボーカルの特色で言うと結構異なる2バンドだと思うのだが、今回はその2バンドがまさかのコラボとなった。
ということで聴いてみると、完全にIvan MoodyがThe Funeral Portraitに寄せている形だった。もちろん素晴らしいという前提なのだが、特に終盤のボーカル部分に関しては、Ivan Moodyのクリーンな高音ボーカルを聴くことが出来る。しかし高音とは言っても、かなり太めの低音が芯にある高音とでも表現すれば良いだろうか。当たり前ではあるのだが、一言で高音ボーカルと言っても、人によって全然違うという面白さがある。
こういった音楽ブログをやっていて、最近特に感じるのはバンド同士のコラボが非常に増えているということだ。もちろん以前にもあったが、アルバムの中で1曲だけ唐突に収録されているという感じだった。しかし最近では専用のMVが制作されたり、なんなら別バンドのメンバー同士がサイドプロジェクトとしてバンドを組むケースも増えている。これは一ファンとしては非常に嬉しいことで、好きなバンド・アーティスト同士が組むことによって、通常では聴くことの出来ない雰囲気の楽曲が出来上がったりする。それだけでも聴く価値があると思う。