「Skinny Lies」先行リリース&リリックビデオ公開
6/13にアルバム「Greetings From Suffocate City (From Beyond The Abyss: Deluxe Edition)」をリリースするThe Funeral Portraitだが、通常盤から追加収録される「Skinny Lies」が先行配信リリースされ、リリックビデオも公開された。昨年9月にリリースされた通常盤は14曲収録されているが、DX盤はライブ音源やデモ音源も含めて10曲が追加収録されている模様だ。
▼ The Funeral Portrait – Skinny Lies (Official Lyric Video)
▼ Skinny Lies – Spotify
至高のメロ
昨年6月にリリースされた最新アルバム「Greetings From Suffocate City」だが、それから1年でDX盤となる「Greetings From Suffocate City (From Beyond The Abyss: Deluxe Edition)」(長い…)がリリースされる。今回はDX盤に追加収録される(おそらく)10曲の中から、「Skinny Lies」が先行配信リリースとなった。
The Funeral Portraitについては管理人はそこまで詳しく知っている、聴き込んでいるわけではないのだが、エモ・オルタナティヴ系というイメージを持っている。あるいはその中間位という感じだろうか。楽曲によっては、FOBのような少しダンサブルな感じを受ける楽曲もあったりする。今回リリースされた「Skinny Lies」に関しては、オルタナティヴに近いかもしれない(オルタナティヴにしては、音は少しヘヴィ目だが)。まあジャンルをどう分けるかは別にどうでも良いのだが、いずれにしてもメロディセンスはやはり秀逸だと思う。”やはり”と書いたのは、彼らがBetter Noise Music所属だからだ。bnmに関しては、管理人は「音はヘヴィながらもメロディ、特にサビのメロディが一級品」なレーベルとして、絶対的な信頼をおいている。The Funeral Portraitの楽曲も、例外ではなく秀逸なメロディの楽曲が多いイメージだ。
…とは言ったものの、メロディは秀逸ながらも、演奏に関しては特筆すべき点が無いように感じるのもまた事実だ。あくまでも管理人の個人的な感想ではあるが、ボーカルが立ち過ぎていて、楽器隊はかなり裏方感が出てしまっているように感じる。まあボーカルも演奏も全てが完璧というような神のようなバンドなんてそんなに沢山いるはずも無いのだが、聴いていて特に印象に残らないのもまた事実ではある。
最後に、上にも書いたのだが、オリジナル盤のリリースから”たった”1年でDX盤がリリースされることになる。以前に他のアーティストの記事でも書いたのだが、こういった売り方はあまり賛成できない。DX盤というのは、もはや大御所の域に達したアーティストが、初期の頃のアルバムをDX盤として再リリースするというのが通常だと思っているのだが、そう考えると1年は短すぎる。「でもファンなら買うでしょ?」というのが透けて見えてしまって、少々げんなりしてしまう。別に音楽業界の内情は全く知らないのだが、99.9%レコード会社側の意向だろう。もちろん商売なのだから売上を上げてなんぼの世界ではあると思うが、あまり心象はよくないのではないかとも思う。