「Writhe」のビジュアライザー公開
1/31にニューアルバム「Tragedy of The Commons」をリリースしたGreat American Ghostだが、同アルバムに収録されている「Writhe」のビジュアライザーが公開された。「Tragedy of The Commons」は、スタジオアルバムとしては2020年2月にリリースされた「Power Through Terror」以来の新作となる。
▼ Great American Ghost – Writhe (OFFICIAL VISUALIZER)
▼ Tragedy of The Commons – Spotify
ちょっと変わったメタルコア
1/31リリースのニューアルバム「Tragedy of The Commons」から、「Writhe」のビジュアライザーが公開となった。Great American Ghostは管理人は名前は知っていたものの、楽曲をしっかりと聴くのは今回の「Writhe」が初めてである。たまたまYouTubeでこのビジュアライザーを目にし、あのSharpTone Recordsだったため聴かずにはいられなかった。
Great American Ghostの楽曲のジャンルとしてはメタルコアということで良いのだろうか…?たぶんそれ以外には無いと思うのだが、(少なくとも今回の「Writhe」では)A〜Bメロの空間系の演奏やボーカルが、一般的に言うメタルコアの楽曲ではあまり見られないように思う。だが合間合間に入るギターリフは明らかにメタル(コア)である。そういった意味では、ど真ん中なメタルコアでも無いのかなあ…と思った。もちろんそれが悪いというわけではない。むしろど真ん中なものはたくさん選択肢があるので、こういった少し変化のある楽曲の方が聴いていて楽しいくらいだ。
バンドの活動歴としては、2015年に1stアルバム「Everyone Leaves」をリリースしているから、10年超ということになるだろう。管理人の感覚的には上に書いたような空間系の楽曲というのは2000年代に流行ったイメージがあるので、今この時代に再び聴いた時には少し懐かしいような感覚があった。まあすでに定番化したアレンジであって、流行り廃りは無いとは思うが。
音楽性と言うよりは制作面の話かもしれないが、メタルコアではありつつも、音はあまりヘヴィではない。轟くギター、腹に響くベースという感じの楽曲ではない。そのへんもメタルコアで良いのか?と思った理由の一つではあるのだが、別にこれもこれで良い。繰り返しになるが空間系のアレンジや演奏・ボーカルの雰囲気からして、あまりヘヴィすぎるサウンドでは逆に違和感が生まれてしまうだろう。何と言うかちょうど良い塩梅である。