「Spineless」MV公開
1月に最新アルバム「Keep Planting Flowers」をリリースしたStick To Your Gunsだが、同アルバムに収録されている「Spineless」のMVが公開された。
▼ Stick To Your Guns – Spineless (OFFICIAL MUSIC VIDEO)
▼ Keep Planting Flowers – Spotify
2000年代っぽさもあり
最新アルバム「Keep Planting Flowers」から「Spineless」のMVが公開となった。スタジオアルバムとしては、2022年にリリースされた「Spectre」以来、通算8作目となる。
昨今では様々なジャンルが合わさった音楽が普通にあり、もはやこのアーティストのジャンルは◯◯と断じる事自体がナンセンスだと思っているのだが、あえて言及すると、Stick To Your Gunsは一応「ハードコア・パンク」バンドということになっている(と思う)。「Spineless」に関しても、確かにハードコアらしさはある。だが、パンクというのがどうにもしっくりこない。タイトルにも書いたのだが、2000年代のモダンヘヴィネスっぽさを感じるのだ(モダンヘヴィネスの定義にハードコア・パンクが含まれるらしい、というのはここでは置いておく)。
あの時代は7弦ギター+5弦ベースというのが、売れるバンドのテンプレート的な感じだったと思う。そのようなバンドが数多デビューし、そして消えていった。Stick To Your Gunsの活動開始が2003年ということで、その頃の空気感を持っていても全く不思議では無いのだが、特に強く感じるのだ。ヘヴィなギターもベースもゴリゴリに歪ませてのヘヴィなリフ。デスボイスではなくシャウト系のボーカル。サビのメロディアスで耳馴染みの良い歌メロ。懐かしさを覚えるくらいだ。
ちなみに上記は今回MVの公開された「Spineless」にも全て当てはまる。そして20年経った今聴いても、当時の思い出補正もあるかもしれないが、全く古臭さを感じさせない。まあ要するに非常に良曲ということだ。昨今ではヘヴィな演奏+シャウトという男臭くて、良い意味で細かいことに拘らないストレートな楽曲はむしろ貴重かもしれない。これは管理人がそれなりの歳だから感じることかもしれないが…。