カバー曲「Cities in Dust」MV公開
管理人は全く情報を知らなかったのだが、新作EP「Witness To Your Love」がリリースとなったGarbage。調べた限りではおそらく配信のみのリリースのようだ。
そのEP収録されている「Cities in Dust」のMVが公開された。この楽曲はカバー曲で、元ネタはSiouxsie and the Bansheesというバンドが1986年にリリースした、「Tinderbox」というアルバムに収録されている同名の曲のようだ。
▼Garbage – Cities in Dust (Official Video)
▼Witness To Your Love – Spotify
▼Siouxsie and the Banshees「Cities in Dust」 – Spotify
原曲の方がGarbageぽいのだが…
管理人はまず元ネタ（原曲）であるSiouxsie and the Bansheesの方を聴いたのだが、聴いてみて驚いた。メロディーや声、歌い方がそのまんまGarbageなのだ（もちろんSiouxsie and the Bansheesの方が古いバンドなのだが…）。序盤等ではシンセ風の電子音を使用しつつも、バンドサウンドを合わせていくところが割と初期の方のGarbage感全開なのである。GarbageがSiouxsie and the Bansheesの影響を受けているといった話は聞いたことが無いが、そうとしか思えないような酷似っぷりである。
そして今回MVの公開されたGarbage版を聴いてみると、暗い。とにかく暗い。シンセ風の電子音部分も原曲に忠実であるものの、音の重さや雰囲気がやはりGarbageだなという感じである。別に今始まったことではないが、今回の曲でもバンドサウンドは特に感じられない。せっかくブッチ・ヴィグが在籍しているのだから、グランジ風のゴリゴリのバンドサウンドを期待…してもう何年経っただろうか。
しかしそういった楽曲構成や曲自体の雰囲気も含めて、Garbageは唯一無二というか孤高というか、他に似たようなバンドを挙げることはできない。
EP「Witness To Your Love」にはこの「Cities in Dust」を含めて4曲が収録されているが、バンドサウンドを求めるのであれば、表題曲である「Witness To Your Love」一択だろう。しかし打込みメインの「Cities in Dust」や「Blue Betty」であっても意外と聴けてしまう不思議な魅力がある（管理人はEDM方面もメインではないが、多少は聴くというのもあるかもしれない）。そこはやはりメロディーの良さというか、個々の音ではなく、楽曲全体として聴かせるGarbageの技術故なのかもしれない。
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