「Hate Me Too」先行配信リリース&MV公開
新作アルバム「Blackout」のリリースが発表されたFrom Ashes To Newだが、同アルバムに収録される「Hate Me Too」が先行配信リリースされ、同時にMVも公開された。
「Blackout」はスタジオアルバムとしては、2020年8月にリリースされた「Panic」以来で、通算4作目となる。
▼From Ashes To New – Hate Me Too (Official Video)
▼Hate Me Too – Spotify
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懐かしさすら感じる曲だ
From Ashes To Newは一応”ラップメタルバンド”という分類になっているようだが、この曲に関してはラップは全くなし。非常にオーソドックスな、2000一桁年代のNu-Metal感溢れる楽曲になっている。
ギターソロではなく、リフ中心の構成、切なく美しいサビの歌メロ、その全てがもはや懐かしさすら感じるくらいだ(2000年代当時、管理人は中高生でこのジャンルにドはまりしていたのだ)。
以前の記事でも書いた気がするが、これはもうそのままPapa Roachの楽曲、路線である。まあそれもそのはずで同じBetter Noise Musicというレーベルなのだが。Papa Roachもまだまだ現役だが、それが好きな人は間違いなく刺さる曲だと思う。
そしてこの曲ではないのだが、他の曲ではラップも入ってくる。それこそPapa Roachだ。そう考えるとPapa Roachの存在の偉大さよ…。後続のバンドに与えた影響は相当なものがあるだろう、
しかしもちろん「じゃあPapa Roach聴いてればいいじゃん」ということにはならない。From Ashes To Newはキーボードやプログラミングによって、EDM的な電子音楽を取り入れている曲も多いのだ。過去のジャンルを踏襲しつつ、新たな要素を取り入れているという、音楽として正しい進化の仕方だ。
過去と同じままではいない人達
From Ashes To NewがEDMの要素を取り入れているのと同様に、Papa Roachも最近は様々なアーティストとコラボしている。Jeris Johnson、FEVER 333、Sueco、In This MonemtのMaria Brink、The Hu…等々。同じままでは飽きられると思ったのか、楽しそうだからやろうと思ったのか、本当のところはわからないが、どれも非常に面白いコラボを見せてくれている。いつものバンドメンバーに加えて、全く別のアーティストが加わるだけで、ここまで楽曲に変化が起きるのかと驚かされる。
もちろんそのままの路線でも全く問題ないような偉大なバンドであることは間違いないのだが、他アーティスト(要素)を取り入れることで、また違った側面を見えてくるというのが音楽の非常に面白いところである。今でこそバンド音楽に中にターンテーブルやラップが含まれることなど珍しくないが、出始めた当初は衝撃だったのではないだろうか。まさかそこがくっ付くとは…!!というのが、また音楽の面白いところである。
それこそBABYMETALのように、メタルとアイドルが合わさるなんて誰が考えただろうか。そして大ヒットしたように、想像を超えるような組み合わせが完璧に噛み合うこともあるのだ。日本人はそういった突拍子もない発想を産み出すのが上手そうな勝手なイメージもある。
だからこそ過去の曲も楽しみつつ、新しい曲もチェックする必要があるのだ。音楽ファンは忙しい。
