「Blackhole」先行リリース&MV公開
2/28にニューアルバム「The Sky, The Earth & All Between」をリリースするArchitectsだが、同アルバムに収録される「Blackhole」が先行配信リリースされ、MVも公開された。新曲リリースとしては、昨年11月にリリースされた「Whiplash」以来となる。
▼ Architects – “Blackhole”
▼ Blackhole – Spotify
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ヘヴィ&ヘヴィ
リリースまで1ヶ月強となったニューアルバム「The Sky, The Earth & All Between」から「Blackhole」が先行リリースとなった。同アルバムからの先行リリースは今回の「Blackhole」で4曲目ときうことになると思う。以前の記事でも書いたかもしれないのだが、Architectsの音楽性に関しては、Wikiではメタルコアが先頭に書かれているものの、やはり個人的にはニューメタル〜ポストハードコアのように感じるのは今回の「Blackhole」でも同様だ。
MVに関しては石油掘削リグのような場所でバンドメンバー全員が演奏しているシーンがメインなのだが、破壊されて吹き飛んでいく建造物のCGなどかなりお金がかかってそうである。曲名が「Blackhole」だから、全てが吸い込まれている様を表現しているのかもしれない。
というようにMVもかなり凝っているのだが、やはり楽曲メインで書いておこう。上にも書いたが、やはりメタルコアではなくニューメタルやポストハードコアという感じだ。ヘヴィなリフの末尾でスライドダウンする感じはニューメタルだし、シャウトに合わせて合いの手のように入るデスボイスは昨今のポストハードコア感がある。(もちろんどのように感じるかは聴く人それぞれだし、管理人の書いているジャンルが正解というわけでは全く無い。)
ただいずれにせよヘヴィなA〜Bメロとは対象的な、クリーンでメロディアスなサビはさすがArchitectsといった感じである。”サビがクリーンでメロディアス”というのは昨今の流行りと言ってしまえばそうかもしれないが、それまでのハードなパートからの晴れ渡るようなクリーンさ、メロディアスさというのは素晴らしい楽曲構成だと思うし、何よりも聴きやすさがある。そのため一時の流行りではなく、定着していくと思っている(というか既に十分定着していると思う)。
活動歴20年、スタジオアルバムとしては11作目ということで、すでにそれなりに中堅の上の方に位置しているバンドだと言えるだろう。というかそもそもアルバムのリリーススピードが早すぎる。2年に1作以上の新作アルバムをリリースしている計算になる。しかもアルバムごとにコンセプトや音楽性を変えるというポリシーを持っているというのだから、どれだけのクリエイティヴィティを持っているのか計り知れない。