新曲「ALVA」リリース&MV公開
3/29に新作ミニアルバム「ALVA」をリリースするa crowd of rebellionだが、同ミニアルバムの表題曲である「ALVA」が先行配信リリースされ、同時にMVも公開された。
▼a crowd of rebellion / ALVA [Official Music Video]
▼ALVA – Spotify
より複雑さを増した楽曲構成
シングルのリリースとしては恐らく2022年10月に配信リリースされた「TFTL」以来になると思われる「ALVA」だが、まず感じたのは楽曲の構成・展開の複雑さだ。a crowd of rebellionはジャンルとしてはスクリーモ+若干のメタルコアというイメージなのだが、スクリームとクリーンのボーカルが完全に別れているというのは(他にもいなくはないが)珍しい構成だ。そしてそれぞれのボーカルパートに対して、メロディーや雰囲気がガラッと変わるような構成になっている。まあそれは以前の楽曲でも見られたことではあるのだが、最近の楽曲ではより顕著になっている気がする。
非常にざっくりと分けると、スクリームパートはゆっくりと縦ノリできる、クリーンパートはスピード感に乗れる、そういった構成になっていると思う。管理人はコピーバンドをちょっとやっていた程度、作曲なんて全くの素人なのだが、「作るのも演奏するのも大変だろうなあ」と素直に感じた(稚拙すぎて恥ずかしいのだが…)。しかしそれがa crowd of rebellionらしさを最大限に発揮しており、すでに世の中に溢れているスクリーモ、メタルコアの楽曲とは異なり、一聴してa crowd of rebellionだとわからせるものになっていると思う。
狙っているかはわからないが聴きやすいのも魅力
上記のようにa crowd of rebellionらしさ全開、ある意味では我が道を突き進んでいる気もするのだが、この「ALVA」に限らず、どの曲も聴きやすいのも魅力であると思う。
スクリーモやメタルコアは日本では(ヒットチャートに載るという意味での)一般受けはし辛いと思うのだが、特にクリーンパートのメロディーはキャッチーなものが多い。決して悪い意味では無いのだが、一般的なJ-POPのメロディーっぽさがあり、非常に聴きやすい。しかしそこにガチなスクリームが合わさることで我々ヘヴィな方面の音楽好きが好むような楽曲となっているのだ。
それが狙った構成なのかどうかはわからないが、こういったジャンルの音楽の日本での人気を支えるのに一役買っているのは間違いないと思う。そもそも世界的にバンド音楽というものがチャートに入りづらくなって久しいと思うが、それでもファンは一定数、そして少なからずいるはずなのだ。管理人を含め、そういった人たちのためにも、変わらず素晴らしい楽曲を届けてほしいと説に願う。偉そうなことを書いてしまってすみません…。
(NEMOPHILAやLOVEBITESの動画で英語のコメントを読むと、「ウチの国のヒットチャートはアイドルだらけになってしまった。日本人がメタルを守ってくれてる!」といったコメントが結構見られるのだが、いや、それはお互い様なんですよね。どの国でも大体状況は同じ。でもファンがいて、かつCDやライブにお金を出してビジネス・生活として成り立つなら今後も存続してくれると思うんですよ。だからこそお金を出すところにはちゃんと出すようにしてます。だから貯金が増えないんだけどね…。)
