「HOLE」を先行リリース&MV公開
7/11にニューアルバム「LOVE WHAT YOU CAN WHILE YOU GOT SOMETHING LEFT TO LOVE」(長い…)をリリースするdead7だが、同アルバムに収録される「HOLE」が先行配信リリースされ、MVも公開された。同アルバムからは、すでに「BLUR」も先行配信リリースされている。
▼ dead7 – HOLE (OFFICIAL MUSIC VIDEO)
▼ HOLE – Spotify
インダストリアルなコア
7/11リリースのデビューアルバム「LOVE WHAT YOU CAN WHILE YOU GOT SOMETHING LEFT TO LOVE」から「HOLE」が先行配信リリースとなった。dead7は(たぶん)2022年デビューらしく、今回のアルバムはデビューアルバムということになる。このブログで取り上げるのも初めてだと思うのだが、管理人が信頼してやまないSharpTone Records所属だからに他ならない。デビューしてまだ短いということもあって情報が少ないのだが、アメリカ ミズーリ州セントルイス出身の5人組バンドということである。
曲調え言えば、「インダストリアル」感を特徴としているらしい。管理人が今回リリースされた「HOLE」を最初に聴いたとき、イントロ等で使用されているメインリフがデスコアっぽいなと感じたのだが、興味が無い人からすれば騒音にしか聞こえないのではないかと感じるような金属的なギター音等は、あくまでも管理人の感覚でしかないが、インダストリアルとも言えるかもしれない。あとはエレクトロニカ的な要素が加えられていることだろう。先にリリースされた「BLUR」もそうなのだが、イントロ後には打って変わったようにバンドサウンドは鳴りを潜め、エレクトロニカっぽいサウンドになる。ボーカルも極めて静かに歌い上げる感じだ。このようにヘヴィなサウンドを打ち出しながらも、静かめのエレクトロニカパートを入れて緩急をつけるのは、非常に今どきのバンドっぽい。
あとはやはりメロディアスなサビだろう。管理人はサビの歌メロ至上主義者である。イントロやA, Bメロがどんなにカオティックなサウンドであろうとも(管理人の好みではなくとも)、サビのメロディが美しければオールオッケーである。そしてそれが見事に表現されているのがdead7の楽曲だと思う。サビは非常にメロディアスで、かつボーカルもクリーンだ。上に書いたエレクトロニカパート、そしてクリーンで美しいサビのボーカルパートとヘヴィなサギターウンドのパートによって、1曲の中でもかなりの緩急が付いたものになっていると思う。
曲の中に様々な要素を盛り込むと楽しいのだが、やりすぎるとガチャガチャしてよくわからないものになってしまいそうである(あくまでも素人考えだが)。その辺のバランスの取り方が非常に上手いということでもあるだろう。まだ2曲しか聴いたことがないわけだが、アルバム「LOVE WHAT YOU CAN WHILE YOU GOT SOMETHING LEFT TO LOVE」は買うべきかなと感じている。単純に楽曲が好みというのもあるが、音楽なのだから結局はフィーリングである。…という感じで完全にSharpTone Recordsに絞り取られる人間になってしまっている。