「Better Days」先行リリース&MV公開
10/10にニューアルバム「Better Days」をリリースするYellowcardだが、同アルバムの表題曲となる「Better Days」が先行配信リリースされ、MVも公開された。今回リリースされた「Better Days」からは、Papa Roach等が所属するBetter Noise Music所属となっている。
▼ Yellowcard – Better Days (Official Music Video)
▼ Better Days – Spotify
成熟したポップ・パンク
10/10リリースのニューアルバム「Better Days」から表題曲となる「Better Days」が先行配信リリースとなった。新曲&ニューアルバムのリリースについては、少し前から公式Xで告知されていたと思うのだが、上にも書いたように今回からBetter Noise Music所属になっていることに一番驚いた。Papa RoachやFrom Ashes To New、Nohing MoreにThe Rasmus等、管理人の愛してやまないバンドが多数所属していて、全幅の信頼をおいているレーベルの一つである。
正直なところ、2007年リリースの「Paper Walls」以降、管理人はそこまでYellowcardの活動や楽曲について追えていなかった。活動休止・活動再開・解散・再結成等を挟んでいるために、余計によくわからなくなってしまっている。少し前には「他のアーティストとコラボすることで、今後のアーティストとしてのキャリアを考えていきたい」といった旨の発言もあり、正直なところポップ・パンクバンドとしてのYellowcardはもういなくなってしまうのではないかとも思っていた。
…といった心配は無用だったようだ。今回リリースされた「Better Days」は、まさにそのポップ・パンクど真ん中の楽曲である。ただしメジャー初期頃の楽曲と比べるとだいぶおとなし目の曲調にはなっている。もちろんこの一曲だけでアルバムを評価することなど出来ないが、表題曲ということは、アルバム全体の雰囲気を代表していると考えてもそこまで間違ってはいないだろう。初期の頃にはポップ・パンクというには少し躊躇うくらいのヘヴィ寄りの楽曲もあったりした。しかし「Better Days」に関しては終始落ち着いた雰囲気ではある。
しかしそれが悪いかというと、そんなことは全く無い。Yellowcardも活動開始からすでに今年で28年目になる。メンバーチェンジなどはあるものの、30年弱活動してきた彼らがたどり着いたのがコレという考え方もできる。MVはそれなりにはっちゃけていて、まさにポップ・パンクのソレだが、演奏も楽曲全体の雰囲気も実に落ち浮いたものだ。「これはこれで、良い」としか言いようが無いのだが、美メロの落ち着いたポップ・パンクを楽しめる楽曲と言える。