「Ok, But This Is The Last Time」のMV公開
昨年10月に最新アルバム「SUPERCHARGED」をリリースしたThe Offspringだが、同アルバムに収録されている「Ok, But This Is The Last Time」のMVが公開された。
▼ The Offspring – Ok, But This Is The Last Time (Official Video)
▼ SUPERCHARGED – Spotify
なーんにも変わらない
最新アルバム「SUPERCHARGED」から「Ok, But This Is The Last Time」のMVが公開された。1984年の活動開始から、スタジオアルバムとしては通算13作目となる。40年で13作が多いか少ないのかはともかくとして、40年に渡って変わらすスタイルで音楽を続け、人気を博しているというだけですでに凄い以外の何物でもない。ちなみに管理人は85年生まれなのだが、自分の人生+αの年数、同じバンドを続けているなんて想像を絶する。
そしてもちろん管理人は「SUPERCHARGED」を購入した。25年近く前、中学生の頃に「Americana」でハマって以来、ずっと買い続けている。ここまで来ると、もはや好きで買っているのか惰性で購入しているのかわからない。とにかく新作がリリースされたら購入する以外の選択肢は存在しないのだ。
MVは鉛筆画のようなカットが挟まれたものになっている。恋人、あるいは夫のちょっとした行動に腹を立てて仕返しをするのだが、それがなかなかにエグい事をしていて、パンクバンドらしさを感じる。
曲自体に関しては何と書いて良いのか…ずっと何も変わらないThe Offspiringそのものなのだ。何度も同じ単語を繰り返すサビはパンクのテンプレートのような構成だし、演奏に何か特別なテクニックがあるわけでもない。しかしそれで良いのだと思わせる説得力があるのは、The Offspringの経歴と人気が成せる技かもしれない。上でテンプレートのような構成と書いたが、そもそもそのテンプレート自体がThe Offspring達の世代が築き上げてきたものかもしれない。
そしてやはりデクスター・ホーランドの存在が非常に大きいだろう。今年(2025年)で60歳になるようだが、こんな高音の出せる60歳が他にいるだろうか。楽曲自体の魅力はもちろんなのだが、やはりデクスター・ホーランドの歌声こそがThe Offspringを支えていると思う。