「Come To Brazil」先行リリース&リリックビデオ公開
10/11にニューアルバム「SUPERCHARGED」をリリースするThe Offspringだが、同アルバムに収録される「Come To Brazil」が先行配信リリースされ、リリックビデオも公開された。スタジオアルバムとしては、2021年にリリースされた「Let The Bad Times Roll」以来、約3年ぶりの新作リリースとなる。
▼The Offspring – Come To Brazil [Official Lyric Video]
▼Come To Brazil – Spotify
何も変わらないことの凄さ
10/11リリースのニューアルバム「SUPERCHARGED」から「Come To Brazil」がリリースとなった。正直、管理人がオフスプリングの楽曲を聴くのは本当にいつぶりかわからない。20年以上前、中学生の頃には「Americana」を無限ループのように聴きまくっていたが、すっかり遠ざかってしまっていた。そういったこともあってあまり記事にはしてこなかったのだが、今回は敢えて真正面から向き合ってみることにした。理由は特にない。
上に書いたように「Americana」や「Conspiracy of One」を4半世紀近く前に聴きまくっていた。本当に授業中・風呂・トイレ・食事中以外は常に聴いていたと言って良いと思う。しかしその後はニューメタル、スクリーモ、エモ、メタルコアが流行し、すっかりそっち方面に流れてしまったため、もう久しく聴いていなかったというわけだ。
そして今回リリースされた「Come To Brazil」を聴いてみて、何も変わっていないことに驚いた。4半世紀ぶりである。中学生だった管理人も今やいいオジサンである。しかしオフスプリングは何も変わっていなかった。イントロのメロディーやギターフレーズは哀愁が漂う。しかしその後の0:35辺りからの展開は、オジサンになった今でも興奮してしまう。そしてそれこそがオフスプリングの原体験とでも言うべきものだ。
すでにパンク、メロコアブームが過ぎ去ってどれくらい経つだろう。当時人気絶頂だったバンドの中で、今でも精力的に活動しているバンドがどれだけいるだろう。それなのにオフスプリングは何も変わっていない。ボーカルのデクスター・ホーランドは今年で59歳になるようだが、どうやったらあの高音を出し続けられるのだろうか。月並みな言い方だが、どんなことでもずっと続けることの大切さを見せつけられている気がした。
…というように、どうしても管理人の思い出がたりや感傷を書かざるを得ないのだが、「Come To Brazil」を一聴して、このアルバムは買わなければと思ってしまった。きっと管理人と同世代の元キッズ達も今では仕事や家庭の事で死んだ顔になっているだろう。でもオフスプリングを聴いている間だけは、あの頃の自分に戻れるのではないだろうか。というように最後までクサい事を書いてしまうくらいに懐かしい気持ちになれた。