9/30に違法音楽アプリ根絶に向けた特設サイトが公開された。
▼あの音楽アプリは、もう違法。
これは明日10/1から改正著作権法が施行されるにあたって、「違法アップロードされた音楽の配信」「違法アップロードされた音楽(ファイル)へのリンクを掲載」することが違法になることから、今一度、消費者への啓蒙・注意喚起を行うためと思われる。
[無許諾音楽アプリ]の推計利用者は246万人と、人口の2%程度。
この内、10代と20代の合計は約194万人で、全体の78.7%を占める。
(違法音楽アプリ利用実態について)
まあ若者が大半というのは以前から言われているが、必ずと言っていいほど「でも若者は金が無いから…」とか言う話になる。僕も特に10代の時には金が無い音楽ファンだったが、足繁くdisk unionに通っては中古CDを漁っていたものだ。そしてLPではないが、1枚のCDをすり減るほどに聴いた。金が無いなら手に入らない、手に入れられる範囲で我慢するしかない、という至極あたり前のことなのだが…。
おっさんの昔話はこれくらいにしておこう。
同サイトでは著作権上の正規の手続きがとられた音楽配信サービスを紹介している。
Apple Music、AWA、Spotify、LINE MUSIC、YouTube Music…etc。月額料金はアルバム一枚よりもはるかに安いし、なんなら多少の音質劣化を我慢すれば無料で聴けるサービスもある。
健全な利用で音楽業界が今後も継続してくれないと、音楽ファンは文字通り死んでしまう。CDなどの物理媒体はある程度金のある年配者が買い支えるから、若者もぜひ正規のサービスで聴いて欲しいと説に願う。
(本サイトでもYouTubeで公開されている動画は必ずOfficialのものを、楽曲を貼り付ける場合はSpotifyのプレイリストから…とかなり気をつけているつもりだ。)
また、法律を詳しく読み解くのは相当にハードルが高いが、同サイトではわかりやすくイラストやグラフで説明してくれているので、一度目を通しておくことをお勧めする。法律は「知らなかったので」では許してもらえないのだ。
より詳しく知りたい人は、文化庁のページから確認できる。
▼令和2年通常国会 著作権法改正について