「Armageddon」先行配信リリース&MV公開
7/28にニューアルバム「Blackout」をリリースするFrom Ashes To Newだが、同アルバムに収録される「Armageddon」を先行配信リリースし、同時にMVも公開された。
同アルバムからはすでに「Hate Me Too」も配信リリースされ、MVが公開されている。
▼From Ashes To New – Armageddon (Official Music Video)
▼Armageddon – Spotify
ミクスチャーロック リバイバル
From Ashes To Newは”ラップメタル”バンドと評されることが多いようだが、この楽曲のスタイルは管理人のような30代以上の世代にはいわゆるミクスチャーロックと捉えた方がわかりやすい気がする。
もちろん90年代末から2000年代に大流行したミクスチャーロックとは異なる部分も多い。ラップ方面には疎いのでアレなのだが、声やメロディーは明らかに現代風であるし、シンセ音によってEDM的な要素が追加されているのも当時は(少なくともメインストリームでは)無かった要素だ。
曲名の「Armageddon(アルマゲドン、ハルマゲドン)」は某映画の影響で引っかかる人も多いと思うが、まあそこは置いておこう。別にこの曲に限らずだが、From Ashes To Newの楽曲では、一貫して上記のような新しいミクスチャーロックと言える要素が含まれている。
演奏は激しいが切なげな歌メロと、クリーンボーカルのDanny Caseの声・歌い方はそのまんまPapa Roachである。まあそもそも同じレーベル所属という関係性もあるのかもしれないが、特にボーカルはそっくりで、ジャコビー・シャディックスが代わりに歌っていても気づけない自信がある。
Linkin ParkやKornが今でも活躍しているが、かつてのミクスチャーロックブームはとっくに終わっていると思う。しかしその影響を大きく受けたFrom Ashes To Newのように、新しい要素を加えて現代にまた蘇ってくるというのは、別にミクスチャーロックに限ったことではないが、音楽の面白いところである。
かつてのミクスチャーロックブームを経験した世代にとってはちょっと若すぎる、今風すぎるという印象を受けるかもしれない。管理人も最初に聴いた時には、声や音が若者に受けそうだなあ等と思っていた。だがやはり聴いている内に、先人たちの影響をそこかしこに感じるFrom Ashes To Newの楽曲が非常に面白いと感じるようになった。音楽なんて完全に趣味の世界なので、好きなものを聴けば良いのだが、偉大な先人たちの音楽だけではなく、こうやって新しい世代の音楽をたまには聴いてみるのも良いと思う。
