「Submarine」のリリックビデオ公開
4月に2枚組の大作アルバム「Black / Red」をリリースしたFeederだが、同アルバムに収録されている「Submarine」のリリックビデオが公開された。
▼Feeder – Submarine – Official lyric video
警告:このビデオは、光過敏性てんかんを持つ人に発作を引き起こす可能性があります。視聴の際はご注意ください。
WARNING: This video may potentially trigger seizures for people with photosensitive epilepsy. Viewer discretion is advised.
(YouTube概要欄から転載、筆者日本語訳)
かつてのグランジ・オルタナティヴファンへ
2枚組の大作アルバム「Black / Red」がリリースされて半年弱が経つが、同作から「Submarine」のリリックビデオが公開された。「Submarine」は管理人的には比較的明るめの印象がある「Red」の方に収録されている楽曲である。
グランジ・オルタナティヴの熱狂的なブームが去ってから久しいが、Feederはその中でも形を変えずに活動を続け、変わらぬ人気を誇っている数少ないバンドの一つだろう。その中でも「Submarine」はグランジ・オルタナティヴの”堪らない所”を豪華に詰め込んだ楽曲だと思う。今更管理人が語ることでも無いが、グラント・ニコラスの声・歌い方からしてまさにその様式美である。元気いっぱいに歌ってはいけないのだ。あくまでも気だるそうに歌わなくてはいけない。
演奏面で言えば、2:24辺りから等の展開は頭を振らずにはいられない。ハードロックやメタル的なハードさではなく、この”グランジ・オルタナティヴ的なハードなリフ”が重要なのだ。ギターがジャキジャキに歪んでいるわけではない、低音が腹に響くわけでは無い、それでもハードなリフが良いのだ。同じフレーズはラストの3:35辺りでも使われている。今度は静寂から一気に移行するパターンだ。もう説明する必要はないだろう。音楽ファンにはそう、これこれ!!で通じると思う。
MVに関しては上にも記載したように、明滅が激しいので注意してほしいのだが、今回の「Black / Red」に収録されている楽曲のMVやリリックビデオは基本的に本人たちが登場せず、アルバム名のごとく赤と黒を貴重とした抽象的なものが多いのも特徴だろう。管理人は基本的にアーティスト達のインタビュー等をチェックしていないので、どのような考え方、コンセプトに基づいたものなのかはわからないのだが…。
2枚組・18曲という大作だが、聴いていて飽きることが無い。リリースから半年が経ち、少し楽曲の印象も薄れてきているので、また改めて聴き直そうと思わせるくらいに「Submarine」には魅力が詰まっている。