「I Don’t Belong Anywhere」のMV公開
9/26にニューアルバム「Flesh Stays Together」がリリースとなったDying Wishだが、同アルバムのOPトラックとなる「I Don’t Belong Anywhere」が公開された。スタジオアルバムとしては、2023年11月にリリースされた「Symptoms of Survival」以来約2年ぶり、通算3作目となる。
▼ Dying Wish – I Don’t Belong Anywhere (OFFICIAL MUSIC VIDEO)
▼ Flesh Stays Together – Spotify
新進メタルコア
本日9/26に3作目となるスタジオアルバム「Flesh Stays Together」がリリースとなり、同時にアルバムのオープニングを飾る「I Don’t Belong Anywhere」のMVが公開となった。Dying Wishはアメリカ オレゴン出身の5人組メタルコアバンドだ。結成は2019年だそうなので、まだかなり新し目のバンドと言えるだろう。しかしすでに3作のスタジオアルバムをリリースしており、いずれも2年たらずの短期間でリリースしているので、かなり多作というか、精力的に活動しているということだろう。
最近では女性ボーカルのメタルコアも珍しくなくなっており、Emma Bosterがリードボーカルを務めるDying Wishもその中の一つだ。今回MVの公開された「I Don’t Belong Anywhere」は1分ほどのイントロの間、ほぼギターとボーカルだけで進行する。それはつまりアルバムのド頭でもあるわけだ。管理人のような素人が考えると、記念すべきアルバムの頭はキラーチューンで一気にリスナーの耳を持っていくのが定石のように思ってしまうが、敢えてのコールドスタートである。
上記のイントロ部分はギターはガシガシに歪んではいるものの、ボーカルは完全にクリーンである。そして楽曲自体のもつダークさと、Emma Bosterの声質や歌い方も相まって、Garbageのように聴こえた。別にいい悪いではなく、ただ”そう聴こえました”というだけなのだが、Shirley Mansonファンは一聴してみて欲しいと思う。
楽曲全体の雰囲気で言うと、イントロ後はこれぞメタルコアといった、ある意味でコテコテのものである。正直に言ったらDying Wishならではというものは特に無いように思う。逆に言えば、どストレートなメタルコアを聴きたい人には非常に良いだろう。それと強いて言うならば、メロディアスなメタルコアが好きな人にはあまり刺さらないかもしれない。メロディや雰囲気的にはどちらかと言うとハードコア的というか、美メロを求めてしまうとちょっとハマれない可能性が高い。