新曲「Bleeding Out」リリース&MV公開
Alkaline Trioが新曲「Bleeding Out」を配信リリースし、MVも公開された。新曲リリースとしては、今年7月にリリースされた「Oblivion」以来約2ヶ月ぶりで、今年2曲目のリリースとなる。
▼ Alkaline Trio – Bleeding Out (Official Music Video)
▼ Bleeding Out – Spotify
なぜこんなにもエモいのか
約2ヶ月ぶりとなる新曲「Bleeding Out」が配信リリースとなった。昨年1月にはMatt SkibaがBlink182のギター&ボーカルの兼業という形から、再びAlkaline Trioメインに戻って初のアルバム「Blood, Hair, And Eyeballs」がリリースとなった。それから少し時間は空いたものの、今年に入ってからは2曲目の新曲リリースとなり、Alkaline Trioも本格的に(?)通常営業に戻ったという感じだろうか。
今回リリースされた「Bleeding Out」も、Matt Skibaが坊主になったという以外は良い意味でいつもどおりのAlkaline Trioの楽曲に仕上がっている。広義で言えばもちろんパンクではあるのだが、Alkaline Trioは”エモ・パンク”だと思っている。哀愁メロディのメロコアやポップパンクも含めて、哀愁メロディのパンクは数多いと思うが、特にAlkaline Trioは主にMatt Skibaの声質や歌い方によって、エモの中のエモという感じがする。
別に歌詞を理解しているわけではないし、「Bleeding Out(失血死)」という曲名でありながらも、聴いていると「背の高いススキが生い茂っている未舗装の田舎道」のような情景が思い浮かぶ。少なくとも管理人にとってはこれこそがエモである。この記事を書いている9月終盤は徐々に涼しくなってきている。そんな秋の夜長に聴いたらオジサンは涙してしまうかもしれない。御存知の通り、3ピースバンドで音数は最小限である。別にテクニカルなフレーズがあるわけでもない。しかしそのメロディセンスと空気感の作り方は一級品だと思う。
アルバム「Blood, Hair, And Eyeballs」のリリースからはまだ1年8ヶ月ほどである。そのため次作のリリースはさすがにまだ先だとは思うが、新曲が約2ヶ月という短期間でリリースされているということは、少しずつでも制作に取り掛かっているのかもしれない。誰にでも刺さるバンドでは無いかもしれないが、本当にスルメのように味がするバンドだと思うので、末永く新作を届けて欲しいと思う。