「Alchemical」のライブ映像を公開
アメリカのポスト・ハードコアバンドJamie’s Elsewhereが「Alchemical」のライブ映像を公開した。今年6月に「Alchemical」というEPをリリースしており、そのタイトル曲となっていてビジュアライザーも公開されている。
▼ Jamie’s Elsewhere – Alchemical (OFFICIAL LIVE VIDEO)
▼ Alchemical – Spotify
イントロも良いけどサビのエモさもね
6/20リリースの最新EP「Alchemical」から、そのタイトル曲となっている「Alchemical」のライブ映像が公開となった。ライブというと管理人世代は映像はともかくとして、音室に関しては2~3昔前の非常に音の悪い録音を想像してしまう。会場に適当に置いたマイクで録音されたようなバランス最悪、音割れまくりのような音源だ。しかし最近では全くそのようなことはなく、ミキサー卓から調整済みの音源を録音したようなきれいさで驚く。完全に余談なのだが。
上の見出しに書いたように、こういったジャンルが好きな人で「Alchemical」のイントロのフレーズが起きに召さない人はいないだろう。きれいに流れるような、しかしこれからヘヴィな展開を予感させる秀逸なイントロだと思う。EPのタイトルにもなっている曲なので、それだけ力を入れている、自信のある曲ということなのだろう。
ライブ映像を見て感じたのが、ボーカルのアーロン・ポーリ―の安定感である。プロだからさ、と言われたらそうなのだが、クリーンとシャウトを生で綺麗に切り替える技術はなかなかのものだと思う。そしてサビのどこかエモさを感じさせる歌メロを(いい意味で)そつなく歌い上げるのもさすがである。
そしてエレクトロニカの要素をライブでも音源を流すのではなく、しっかりと実機(?)で再現しているところも素晴らしい。ヘヴィなサウンドのバンドの中にDJ卓ではないが、そういったエレクトロニカ分野の機材を担当するメンバーがいるのをみると、90~2000年代のミクスチャーロックバンドを思い出して懐かしい感じがした。


