新曲「Ravens」リリース&MV公開
2026/1/9にニューアルバム「Break The Silence」をリリースするBEYOND THE BLACKだが、同アルバムに収録される「Break The Silence」が先行配信リリースされ、MVも公開された。新曲リリースとしては、10月にリリースした「Can You Hear Me」以来、約1ヶ月半ぶりとなっている。
▼ BEYOND THE BLACK – Ravens (OFFICIAL MUSIC VIDEO)
▼ Ravens – Spotify
バラードと言うには壮大過ぎる
2026/1/9リリースのニューアルバム「Break The Silence」から「Ravens」が先行配信リリースとなった。スタジオアルバムとしては、2023年1月リリースのセルフタイトルアルバム「BEYOND THE BLACK」から2年ぶりの新作、通算6作目となる。
「Ravens」の歌詞に関してはYouTubeの概要欄に全文記載されているので、そちらを参照してほしいのだが、管理人個人的には反戦歌だと捉えている。歌詞に”破壊された橋”と出てきたり、MVの背景に映る破壊された町並みは戦争を表現しているのではないだろうか。サビは要約すると「果てしない空では何でもできる。空を飛べば誰にも止められない」といったものだ。
某ゲームのパイロットのセリフ「空から見たら国境線なんて引かれていない」というのを思い出すのだが、人間が勝手に引いた国境線なんて「Ravens(カラス)」には関係ない。空を飛んでしまえばそんな線は関係なく、どこへでも自由に飛んでいける。よくある表現と言えばそうのだが、日本周辺を含めて世界がきな臭くなっている昨今では、多少なりとも考えてしまうところはある。
楽曲についてだが、上の見出しにも書いたようにバラードということにはなるのだろうが、それにしてはシンフォニックで壮大過ぎる(シンフォニック・メタルバンドだからそうなのだが…)。特に前半に関してはバンドサウンドはほとんど出てこず、ボーカルであるジェニファー・ハーベンの独壇場といった感じだ。後半ではバンドサウンドもそれなりに追加されるが、それでもボーカルを邪魔しないような最低限のものだ。メタラーにはゴリゴリのヘヴィサウンドが好まれるかもしれないが、こういった壮大な楽曲が聴けるのもシンフォニック・メタルの楽しみの一つである。


