「Into the Abyss」先行リリース&MV公開
5/5にニューアルバム「The Wretched; The Ruinous」のリリースが決定しているUNEARTH。それに伴って、このところ新曲のリリース、MV公開が相次いでいるが、今回は「Into the Abyss」が先行配信リリースされ、同時にMVも公開された。
これで「The Wretched; The Ruinous」から先行リリースされる楽曲は3曲目となる。
▼UNEARTH – Into the Abyss (OFFICIAL VIDEO)
▼Into the Abyss – Spotify
▼関連記事
[sc_Linkcard url=”https://alpha-amp.com/news/unearth-the-wretched-the-ruinous-mv”]
[sc_Linkcard url=”https://alpha-amp.com/news/unearth-mother-betrayal”]
初期の頃の感じに近い楽曲
UNEARTHについての別に記事にも書いたかもしれないが、特に今回のアルバムでは初期の頃の楽曲の雰囲気に近づいている気がする。原点回帰とまで言って良いのかはわからないが、例えば2:00過ぎからのギターリフなどは、昔からUNEARTHの楽曲でよく出てくる「UNEARTH節」と言っても良いであろうフレーズだ。
その後のスピード感のあるギターソロもまた然りである。初期の頃はそれをさらに2人のギターが畳み掛けるような構成だったが、まあそこまででは無いかなという感じだ。管理人的には絶対的に初期の頃のほうが良いと思っているわけではない。だがやはり学生の頃にドはまりしていた「The Oncoming Storm」のような楽曲を聴けると嬉しいのも、また事実である。
今回の楽曲ではボーカルよりも演奏の方がメインという印象を受けた。ギターももちろんだし、ツーバスの音も心地よい。初期の頃のような、曲中で転調しつつ何重にも畳み掛けるような、良い意味で胸焼けのするような濃厚な楽曲ではないかもしれないが、十分UNEARTHらしさを出している楽曲だと思う。
アメリカのバンドだがメロディアスさが特徴的
偏見かも知れないが、アメリカのバンドというといわゆる北欧メタルのようなメロディアスさよりも、重厚なリフトテンションがメインというイメージがある。しかしUNEARTHは初期から一貫して非常にメロディアスだ。(正直、最初はアメリカのバンドだとは思っていなかった。)
それだけでもかなり特徴的なバンドと言える気がする。wiki情報だがIn FlamesやSoilworkから影響を受けているとのことなので、さもありなんという感じではあるのだが。
先にリリースされ、アルバムの表題曲でもある「The Wretched; The Ruinous」のMVは2023年1月に代官山でライブを行った際の映像が使われている。新型コロナはだいぶ落ち着いてきていた時期とはいえ、やはりこういったご時世にわざわざ極東の島国まで来てライブを行ってくれるのは優しさというか、男意気というか、素晴らしいバンドだと思う。
アルバムのリリースに関しては3~4年おき、今回のアルバムに関しては2018年以来の新作ということで、あまり多作なバンドではないと思うが、その分、楽曲の完成度は高いと思う。貴重なアメリカの(メロディアス)メタルコアバンドとして、今後も末永く良作をリリースしてくれることを願いたい。
