「Death March」MV公開
6/9に突如として配信リリースされたEP「Adderall」だが、同EPのオープニング曲となっている「Death March」のMVが公開された。
概要欄には「Watch Me As My Blood Runs Cold」と記載されているのみ(他は制作スタッフの一覧)。直訳すると「私の血が冷えていくのを見て下さい」だが、MVのホラー映画的な雰囲気からして恐怖や死を表しているのかもしれない。
▼Slipknot – Death March
▼Adderall – Spotify
▼関連記事
[sc_Linkcard url=”https://alpha-amp.com/news/slipknot-ep-adderall”]
新章開幕か…?
「Death March」自体はバンドサウンドではなく、いわゆるアルバムのイントロのインスト的な楽曲である。上にも書いたがMVは全体的にホラー映画的な雰囲気である。直接的なグロ表現などは無いのだが、Googleの検索的にあまりセンシティブと思われないような部分をアイキャッチ画像として選んでいる…。
バンドサウンドではないのだが、雰囲気的には完全にSlipknotである。何というか、暗くて、かつ途切れたり雑音が入ったりするようなエフェクト・構成が完全にSlipknotのそれである。
注目したいのは、メンバーの名前が書かれた9体の人形が最終的にボロボロになるという点である。アルバム毎にマスクが変わったり、かつてはマスクが変わる際にメンバーが悲惨な結末を迎える(=リセットされる)というMVもあったように、このような演出があるということは、Slipknotの活動に新たな進展があるのかもしれない。(アルバムは昨年リリースされたばかりなので、それは無いと思うが…。)
こういった言い方はアレかもしれないが、この楽曲・MV自体に音楽としての大きな魅力があるわけではないと思う。しかし上記のように、何かあることを匂わせている感が凄い。
メンバーの脱退やツアー離脱など少々足並みの乱れている感のあるSlipknotだが、そこは上手くリカバリーして前に進んでいる、そんな雰囲気を感じ取れるものになっている。