「Rescued」先行配信リリース&リリックビデオ公開
6/2にニューアルバム「But Here We Are」をリリース予定のFoo Fightersだが、同アルバムに収録される「Rescued」が先行配信リリースされ、同時にリリックビデオも公開された。
スタジオアルバムとしては、2021年2月にリリースされた「Medicine at Midnight」以来、約2年4ヶ月ぶりの新作となる。
▼Foo Fighters – Rescued (Lyric Video)
▼Rescued – Spotify
▼SME公式
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愚直なまでにポスト・グランジでオルタナティブ
まずは昨年ドラマーのテイラー・ホーキンスが亡くなったことに触れないといけないだろう。まだ50歳という若さで亡くなられたことは非常に残念であるし、そういった状況でも音楽活動、新作の制作を行っていたメンバーの心情は想像を絶するものがある。
SMEの公式でも
本作は、バンドがこの一年耐え抜いた全て出来事対して、残酷なまでに正直で、生々しい感情が露わになっており、同時に音楽、友情、そして家族の癒しの力を示すものになっている。
Sony Music Entertainment (Japan) Inc.
と記載されているが、ある意味で現在の状況・心情を吐き出したアルバムとなるのかもしれない。
楽曲の方であるが、もはや愚直と言えるほどに変わらぬポスト・グランジ、オルタナティブであり、そして誰が聴いてもFoo Fightersなものになっている。
演奏における静と動の切り替わり、終盤に向けての盛り上がり、デイブ・グロールの張り上げるようなボーカル、全てが管理人が20年前に初めて聴いたときのFoo Fightersと同じだ。そして変わらないことこそが今彼らにとって重要な事なのかもしれない。
オルタナティブブームはもはや去って久しいかもしれないが、やはりその時代を青春時代に経験してきた管理人にとってはいつまで経っても”ロック”の原点であり、聴き続けたいジャンルなのだ。
後任のドラマーはまだ…?
調べた範囲では、後任のドラマーはまだいないようだ(そもそもデイブ・グロールがドラマーなので、探す必要があるのか、探しているのか等もわからないが…)。
正式なドラマー不在でのアルバム制作というと、どうしてもスマパンの「Adore」が頭をよぎる。賛否両論というか、おそらく否の方が多かったと思うが、それも含めてなんやかんやあって解散への道を進むことになったわけだが、少なくともこの「Rescued」を聴く限りではFoo Fightersは心配無さそうだ。
