「Numb」先行配信リリース&ビジュアライザー公開
5/19にニューアルバム「Toxic Positivity」をリリース予定のYhe Usedだが、同アルバムに収録される「Numb」が先行配信リリースされ、同時にビジュアライザーも公開された。
同アルバムからはすでに「People Are Vomit」も配信リリースされている。
▼The Used – Numb [Visualizer]
▼Numb – Spotify
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The Usedらしい切なさの溢れるメロディー
まず曲名の「Numb」だが、どうしても某LINKIN PARKの名曲が頭をよぎるが、それはまた別のお話。
曲の長さは2:54となっていて、一応3分弱はあるのだが、聴いてみると「もう終わりか」というくらいに短く感じる。サビ以外のA, Bメロはピアノ・ドラム・ベースがメインのシンプルな構成になっていて、ジャンルは全く異なるが、ポスト・ロック好きには刺さりそうな雰囲気がある。そしてサビのギターも非常にシンプルなものになっているが、いかんせんボーカルのメロディーセンスが秀逸すぎる。そしてそれこそがThe Usedの魅力だと思うのだ。
余計なものを全て削ぎ落とした、純粋なスクリーモという感じがする。この曲は少し落ち着いた、アルバムの中での箸休め的な楽曲である可能性もあるが、非常に完成度は高いと思う。
アルバムの期待がうなぎ登りである
上にも書いたが、この楽曲の一番の魅力はピアノ・ドラム・ベースの奏でる切ないフレーズだろう。以前別の記事でも書いた気がするが、The Usedは実はなかなかテクニカルなフレーズを弾いていたりするのだ。超絶テクというものではないが、なんというか、シンプルだが心に残るフレーズを作るのが上手いと思う。
そしてそれにバート・マクラッケンの声・歌い方が非常によく合うのだ。元々スクリーモというジャンルはどこか切なげな、退廃的な雰囲気を持ったジャンルではあるが、やはりさすがは先駆者であるThe Usedだという気がする。
多分初期から大きく曲調は変わっていないと思うのだが、おそらくスタジオアルバムとしては8作目(?)となる今作においても、変わらぬ、というかさらにクオリティの高い楽曲を提供できるというのはシンプルにすごいことだと思う。同ジャンルでは若手バンドも多く登場して古株であるThe Usedの現在の人気がどれほどのものかというのはわからないが、管理人個人的にはやはり第一線を突き進む最高のスクリーモバンドだと思っている。
