「Backfire」MV公開
3/24にニューアルバム「Death Below」をリリース予定のAugust Burns Redだが、同アルバムに収録される「Backfire」のMVが公開された。スタジオアルバムとしては2020年にリリースされた「Guardians」以来、約3年ぶりの新作となる。
▼August Burns Red – Backfire
▼Backfire – Spotify
安定感のある20年選手のメタルコア
wikiによるとデビューは2003年だそうで、約20年というキャリアの長いバンドということになる(ファーストアルバム「Thrill SeekerThrill Seeker」のリリースは2005年)。2003, 4年からの数年間はまさにメタルコアブームで、今でも一線で活躍するバンドがまさに群雄割拠状態だった(…と同時に量産された似たようなバンドが掃いて捨てるほどいた混沌とした時期でもある…。)その頃から活動しているとあれば、さすがに安定感のある楽曲を提供してくれている。
大体においてメタラーというのは、リフは激しく重くあって欲しい、しかし同時にメロディックで美しくあって欲しいというわがままな音楽癖を持っている。今回の「Backfire」においてもギターの奏でる音は美しいのだ。それにデスボイスを重ねるというのは普通に考えたら完全にミスマッチなんだけど、それが成立しちゃうのが音楽が自由であり楽しいところだし、プロのプロたる所以なんですよね。
ジャンル分けとか細かい話は無しで
wikiを見ると、
一般的にはメタルコアバンドに分類されているが、それらのバンドに多く見られるクリーンボーカルは殆ど使用せず、攻撃的なサウンドの楽曲が多い。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%82%AC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%89
と書いてあるのだが、まあ言いたいことはわからないでもない。でもメタルコアってクリーンボーカル多かったっけ?Bullet For My Vlentineとかは確かにそう。でも管理人個人的にはそういうイメージは無い。単なるイメージだけど、メロデスをリフ主体にしてちょっとハードロックに寄せた感じ+デスボイスという認識だ。
でもね、ジャンル分けなんてどうでも良いと思うんですよ。たぶんジャンルが重要なのってCDショップ(どのジャンルの棚に陳列するか)と、プロの音楽ライターくらいじゃないかな。我々、一般の音楽ファンはその音楽が好きか嫌いかそれだけで良いと思うんですよ。このサイトでも時々書いているんですけどね。
なんというかその音楽が好きな者同士なはずなのに、動画のコメント欄でジャンルについて揉めていたり、昔の話だけど某プロアーティストが、他のアーティストのCDを手に持って「こんなの〇〇じゃないね!ww」みたいな動画を観たせいもあって、ジャンル分けについてはいい思い出が無いんですよね。
そもそもジャンル分け=音楽の定義付けに近いと思っていて、自由な解釈を狭めてしまうと思うんですよ。グラインドコアを聴いて、「なんて落ち着くいい曲なんだ」って思う人がいたって全然良いじゃないですか。
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